アットウィキロゴ
Side N
一度名前を呼ばれただけで、他に何も言ってこないゆかちゃん

…どうしよう
勢いで言っちゃったけど
よく考えたら、別にゆかちゃんがあたしのこと好きって訳じゃないのに、言っても良かったの?

で、でも、さっき抱いてよって言われたし…
うわ〜、どうしよw急に不安になってきたw

何も動けないまま、ひとり自分の中で悶え中
と、とりあえず、嫌われてませんように…

Side K
どう返そうか考えてると、どんどんのっちの眉が下がってきて、困り顔になった

「のっち、眉毛ハの字…」
なんだか懐かしい…
そう思って右手でのっちの眉に触れる

「ぇ、なってる?」
「ぅん、なってる…可愛いw」
「そ、そう?」
「ぅん…好き」

「そ…え?!」
落ちそうなくらい、大きく眼を開いて、こんどはビックリ顔
「そそ、それって?その、え?そういうこと?」

うん、そうだよ?

でも、その質問には答えずに
「のっち噛みすぎw」
これも懐かしい…

「ぃや、これはぁ、そのぉ…w」



ふふw面白い

ねぇ、のっち
好きだからさ…

「キスして?」
「……」
今度はフリーズ

もう、さっきまでのカッコ良さはどこいったの?

「また、してくれないの?」
そう言うとハッとして
「す、する!」
力入りすぎでしょw

Side N
あww
只今、ヘタレスキル発動中…
良いトコなのにぃ…
情けないです

だって、嬉しくて舞い上がっちゃって…

嬉しそうに「キスして」なんて言われたから
「抱いて」って言われたのより、何倍もドキドキしてるんだもん

キスも、する!とは言ったものの、自分でも力入り過ぎだろと…
思ってたら

『のっちのヘタレぇ!』
ゆかちゃんが発した言葉に、二人でキョトンとして顔を見合わせる
ゆかちゃんはあたしの手の中で、ふるふると小さく顔を横に振る

…てことは、あ〜ちゃんか
思いっきりヘタレ言ってくれたねぇw
でも、お陰で緊張ほぐれた
やっぱり、あ〜ちゃんには敵わないな

「今のあ〜ちゃん?」
「だねw」
「のっちヘタレなの?」
「んー…さっきまではね」
「ん?」

かるくゆかちゃんの顔を引き寄せて
すっとキスをして、離れる
「へへw」
「…今の不意打ちズルイ」
ぷくっと膨れるゆかちゃん



「じゃ、もう一回する?」
「…一回じゃ、足んない」
ゆかちゃんの顔に触れてる手が熱くなる

「じゃ、飽きるまで…」
「…良いよ?」
少し恥ずかしそうに答えるゆかちゃん

また何度か親指をゆかちゃんの頬で往復させて
触り心地が良くて、繰り返してたらちっちゃい声で
「…ばか」
って…

あたしの手からゆかちゃんが抜け出して、唇を重ねてきた
空になったあたしの手は、自然とゆかちゃんの腰にいって、抱き寄せた

やば…可愛いw
しかも、照れながら「ばか」ってw
ゆかちゃん、あ〜ちゃんの癖うつった?

Side K
あ〜ちゃんの一言で、のっちの緊張が解けた
やっぱり特別なんだw

きっと私にとっても特別…
私あ〜ちゃんが居なかったら、たぶん死んじゃってた…
あ〜ちゃんの心臓じゃなかったら、のっちに会えなかったし
会えなかったら、好きにもなれないし
好きにならなかったら、キスもしてないもん

だから
ありがとう…あ〜ちゃん

一度心臓がドクンと跳ねて、あ〜ちゃんが返事してくれたみたい
良かったぁ、喜んでくれて
ヒヒw


—つづく—







最終更新:2009年11月01日 03:09