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のっちの唇が離れた隙に、足りない酸素を吸い込んだけど、
互いの熱にベッドの中の湿度は高まるばかりで、
ここではいくら呼吸しても
心臓が落ち着くことはないような気がした。



「ゆかちゃん……もう……全部脱がしても、ええ?」

すぐ返事出来ないでいると、
申し訳程度に覆うバスローブを
いきなり身体から引き抜かれて驚いて目を開けた。

完全にさらけ出された胸元が頼りなくて腕で覆い隠すと、
そこに意図の読めないのっちの視線。
何で?普段最初から全部脱がすなんてせんよね?


なんて考えていると、
いつの間にかのっちの手が柔らかくゆかの足を持ち上げて
下着も取り払われてしまった。
慌わててそっちも隠そうと伸ばした手は、
取り上げられてベッドに戻された。


全身を舐めるようなのっちの視線。


「…なっ……ちょっ…のっち!?」
「…隠さんで…」
「…で……でもっ……」
いくら同じ女でも、これはさすがに恥ずかしい。
もちろんこの状況が初めてなわけではないけれど、
それは私が、多分のっちも、
そんなこと考えている余裕がない時の話で…。
こんななんの脈絡もなく裸になるなんて…
身体中の血が沸騰して、涙が出そうになる。
顔に血が集まるのを感じて
ならせめてそこだけでも隠そうと掌で覆う。
するとまたのっちの手に引き剥がされた。


「……ちょっとだけ……このままで…いて…?」
ポツリと落ちてきたのっちの声。
「…久しぶり……だしさ…ちゃんと見て、…確かめたいんよ……」
…何を…?視線だけで疑問を投げ掛ける。
のっちは曖昧に笑うだけで答えなかった。



つづく





最終更新:2009年11月11日 03:57