Side-k
「おはよう」
「おやすみ」
「いただきます」
「ごちそうさま」
「いってらっしゃい」
「おかえりなさい」
“のっち”との生活が始まって、1週間が経った。
再び回りだした、「ふたり」の時間。
あれから、ほんとに
彼女はずっと、ゆかのうちにいる。
ゆかが仕事してる昼間、なにしてるかは、わからない。
けど、帰ると、いつも笑顔で出迎えてくれた。
ご飯を作って待っていてくれる。
洗濯もしてくれている。
いっぱい話を聴いてくれる。
朝だって、ゆかより早く起きてる。
どきっとするほど、のっちに似てるくせに、
のっちっぽくない。
だって、家事もあんまりしてくれなかったし
ゲームばっかしてたし
絶対、ゆかが起こさなきゃ、起きてくれなかった。
別にそれに、不満があったわけでもないけれど…
そりゃ、のっちなわけないか・・
うん、のっちなわけが、ない。
けど、ゆかが嫌いな野菜が食卓に並ぶことはないし
洗濯物を片付ける場所は、教えなくてもわかっていた。
変な寝方するのも、相変わらず。
なにより、一緒にいる空気は、とてつもなくしっくりくる。
この感じ。。。やっぱ、のっちじゃないの?
聞きたいけど、聞けないまま、時間は流れていった。
記憶は、、、、相変わらず、戻らないらしい。
最終更新:2009年12月09日 13:54