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「貼ったげるから手洗ってきんさい」
「はーい」

結局自分で髪の毛とかしながら水道へ向かう。
その後ろにあ〜ちゃんが続く。
洗ってこいって言ったくせについてくんだ。かわいい!

「どんくらい切れたん?」
「こんくらい」
「うっすらじゃね。あー服で拭いちゃダメ!はいハンカチ」
「あ、ごめん。ありがと!しっかしあ〜ちゃんってさ、」

ハンカチ持ってて絆創膏持っててキラキラかわいくてやわらかいなんて、

「女子だね〜」

究極女子!女子の最上級!ジョシスト!

のっちなんかハンカチも絆創膏も持ってない。ギラギラしてて肩幅広い。
持っててもせいぜい鼻かみ用のポケットティッシュで限界なのに…同じ女子でもこうも違うものか。

「なぁに当たり前なこと言っとるん!はい、指出して」

ぺリっと貼ってくれたのは肌色の味気ない絆創膏なんかじゃなくてピンクのかわいいやつ。花柄の。
ここまで女子だなんて…!はたしてのっちがこれ貼ってていいのかな?

「あ〜ちゃん絆創膏までピンクじゃん!」
「そうよ?かわいいじゃろ?」

確かに。かわいい。
あ〜ちゃんかわいい。

「…かわいい」
「ふふっ、のっち似合ってる!指先かわいいっ」
「ありがと。あ〜ちゃんもかわいいよっ」

指先かわいいって新しいな。指の先っちょがかわいい人間なんてそうはいないでしょ!
爪とかならあれだけど。

「…軽いんよのっちは」
「へ?何?」
「なんもなーい。指、痛かった?」
「ううん。あんま痛くなかったよ」
「そっか。よかった。てかスカート!木屑すごい!もぉ〜」

あ、ほんとだ。
すかさずバシバシはらってくれて…ってあ〜ちゃん、頭に木屑ついてる。
なんでこんなとこに!

「のっちって基本子供みたいよね」
「そうかな〜?とか言ってるあ〜ちゃん。頭にこんなものがついてましたけど?」
「え、え〜!なんで頭!?」
「なに寝てたの〜?頭に木屑とかっ。ぷぷ!」
「寝とらんし!あ〜もう笑うな!」


オルゴール。
完成したらあ〜ちゃんにあげよう。
喜んでくれるかな?
同じの2コもいらんって言われるかな?


つづく






最終更新:2009年12月09日 14:41