救いの手を差し延べてくれたのは…あ〜ちゃん!
「…いいの?」
「いいよ?はいどうぞー」
嘘だろ…あ〜ちゃんの膝まくらだなんて…。
こんなことがあっていいの!?
「じゃ、じゃあ遠慮なく…」
ああ、生きてたらこんなことってあるんだね。
3分後生きてるかはわからないけど、これで死ぬんだったらのっちは本望です。
ほわほわあ〜ちゃんのふわふわ膝まくら。
商品化して売り出したら果たしていくら稼げるだろうか…。
いざ、あ〜ちゃんのお膝元へー!!
「のっち浮気だ浮気」
「妻のいぬ間に浮気だ」
高橋、お前が言うな!
えっちゃんがいながら高橋さんに膝まくらしてるあっこちゃんにも言われたくは…って、えー!
いつの間にやら高橋を腰まくらに切り替えてえっちゃんに膝まくらしてもらってる!
上級者すぎる!
「…浮気ならやめとく」
えー!何それあ〜ちゃんそんなバカな!
「浮気じゃないよ!本気だよ!」
キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
えー!もう終わり?昼休み終わりなの?
なんだよそれー!膝まくらは?あ〜ちゃんの膝ま・く・ら!
「あ、予鈴」
「次なんだっけ?理科室?」
「移動教室だる〜」
皆さっさと理科の用意をし始める中、のっちはどうしても諦めきれなかった。あ〜ちゃんのふわふわ枕!
「あ〜ちゃん!膝まくら…」
「移動だよ?また今度ね?」
「今度っていつー?ねえいつになんのー?」
「いつって…分からん」
最悪だっ!これは大チャンスだったんだ!
もう無理だこんな奇跡は無理なんだ。
高橋さんがまた眠くなって膝まくらの波立てない限りは無理な流れなんだ。
ああ〜最悪だっ!最高だったのに最悪だっ!
「何その顔。ふふ、マヌケ。」
「なんとでも言うがいいさ…のっちはマヌケさ…」
「何?そんな膝まくらしてほしかったん?」
「うん」
「ゆか夫人にいつもしてもらっとるんじゃろー?」
「それはそれ、これはこれだもん」
「浮気者」
「違う本気だもん」
「…じゃあ今度のっちの家行く」
うそ。
「何その顔。」
「え〜?げへへっ!ゆかちゃん、今日のっちん家集合ね!」
「なんで?」
「作戦会議!」
「なんのよ?」
「ふふふ〜」
つづく
最終更新:2009年12月09日 14:47