アットウィキロゴ
Side N
キミの部屋に泊まった翌朝
これも、特別な特権

「のっちぃ?時間よー?おはよー」

甘い声の目覚まし
こんな贅沢、どうしよ

「むぅ……はよぅ…」

キミに揺さぶられて、少し意識が目覚める
でも、朝が苦手なあたしは、なかなか起きれない

「起きないとぉ…」

とぉ?

「…こぉちょこちょの刑じゃ!」
「えっ、ダッ・・!うひゃw」

咄嗟に身構えたものの、布団の中にもかかわらず、キミの手は的確にあたしの弱い所を捉えた

「うひゃひゃwあ〜ちゃ、おw起きw起きるけぇwやめっw」

あたしの必死の抵抗に、ぱっと手を引っ込める

「はぁ、はぁ…くるひぃ…」
「一回で起きとれば、くすぐったい思いせんでもよかったんじゃよ?」
「サーセンでした…」
「ふふw朝ご飯準備できとるけぇ、はよきんさぃな?」
「朝ご飯?」
「ほうじゃよ?いらんの?」
「い!いる!」

キョトンとしたら、キミもキョトンとして
いらない訳ないでしょ?
でもまさか、二人で朝ご飯食べれるなんて思ってもみなかったから…

「なら、食べよ?」

ニッコリ笑って、さも当然のように言ってくれる
嬉しいけど、なんだか切ないのはなぜだろ?
きっと、今だけの特別だから

あたしは、キミの恋人としての特権が欲しいんだろうか?
そんなことない…
おやすみの特権があれば、あたしは十分幸せだよ
十分、、贅沢だよ

だから
今夜も待ってるね?



Side A
あなたを見送った後、シンクに残る二人分の食器に、思わず頬が緩んだ
二人で迎えた朝にも、もしかしたら夢かもなんて
それくらい、嬉しかったの

この気持ち伝えたら、もう一度だきしめてくれるかな

今夜、あなたのもとへ…

おやすみと一緒に
届くといいな…


<おはようとおやすみ>fin





最終更新:2009年12月09日 15:42