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「いやーちょっと高過ぎたけど、良い買い物だったね」
暗闇の中、樫野はパソコンを見ながら不敵な笑みを浮かべた。その手には、例の飴が握られている!
「今回は長編になりそうじゃね」
カタカタカタ…キーボードを叩く軽快な音が部屋に響く。
新作コピー本のタイトルは「のちあ〜チェンジ」というシンプルな物。だけど内容は濃く、今までにないくらいのクオリティ。
「そして、王子様とお姫様は永遠の愛で結ばれましたとさ…めでたしめでたし、っと」
全ての文章が完成し、樫野は大きく息を吐いた。なんだか心が満たされない。
「…もう一個くらい、試練が必要だよね?」
手の中の飴を眺めて、ポツリと呟いた。キラリと飴が輝く。どんな手段で手に入れたのかは謎だが、かなり貴重な飴らしい。だがまだ袋の中には数個残っている。
「うふふ、まだ終わりじゃないからね?」
樫野はニヤリと笑った。楽しい事を見つけた子供のように。これで終わったんじゃない、これが第二章の始まりだったのだ……。

◆終おまけ:End◆






最終更新:2008年10月12日 17:22