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「ゆかちゃん付き合ってよ」
「は!?」
「だから、のっちと付き合ってって言ってんの」
「何言ってんの!今まで一体何を聞いてたんあんた…」


そっちでは男子達が大声で下ネタ、あっちでは男女入り乱れてエセ王様ゲーム、そしてこっちでは女子達によります、傷心のゆかを慰める会。
そんなフリーダムな学科飲み会の席で更に上をゆくフリーダムな言葉に驚いた。

「ゆかちゃんが昨日フラれた話?」
「そうよーゆか昨日フラれたんよー?そんな人に付き合ってってバカじゃん!のっちあほー」

高校生の頃から続いてた彼に昨日ゆかはあっさりフラれた。他に好きな人ができた?何それ?ゆかがいたってのに他の女もそういう目で見てたってこと?
彼にとってゆかとの3年間はなんだったのか。悲しいし悔しいし寂しいしまだ全然好きだしでもう訳が分からん…。

「のっちなら泣かせないけど。どう?」
「どう?じゃないし。ゆかまだ好きだもん…あいつのこと…」

ダメだ。言ってて辛くなってきた。好きな人って誰なんよ。もう付き合ってんの?ゆかをふったその足でその女のとこに行ったの?それともふる前からもうできてたの?なんも分かんないから余計に辛い。とにかくもう一度話しがしたい。話し合いたい…。

しゅんとしたゆかに皆が声をかけてくれる。もっといい人いるよ!そんな奴最低!…分かってるけど好きなもんは好きなんだよ。どうしたらいいの?

「そいつの事好きでもなんでもいいからさー。のっちと付き合おうよー。」
「まだ言うかこのー!バカバカ!」

のっちをポカポカ叩くと見てる皆が笑った。のっちも痛い痛いいいながら笑った。だからゆかも笑っておいた。

「ゆかちゃん1ヶ月!」
「バカバカバカー!」
「ねえゆかちゃん聞いて、1ヶ月は!?」


そこから始まった二人の関係。
1ヶ月限定の恋人。
のっちが名付けた二人の呼び名はmonthlyLover。


センスなさすぎ。


つづく






最終更新:2009年12月24日 18:43