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Kside


どうやって服を着たのかも
どうやって病院に来たのかも
どうやって病室に入ったのかも

覚えてない

ただのっちの手の感触だけが
私にとってリアルで
目の前にいる
あ〜ちゃんの瞳は
なぜか非現実的で
いやいや、なにを言ってんだろ
開いてていいんだった
起きてるんだから

なんで開いてるの?

だめだ…
心ん中がドロドロ、ドロドロって
暗い闇に覆われていく

のっち…助け…て
怖いよ…

こっちにも笑いかけて

あ〜ちゃん
助けて



Aside


目の前にのっちがいる
離れた所にゆかちゃんがいる
私はベッドに横たわっている

「 」

あーまだ声が出ん
腕も指までも動かん
関節の油が切れたみたいに
ギッシギシのバッキバキ

のっちが泣いてる
ゆかちゃんは…

まぁいいやぁ
考えるん疲れたぁ

とりあえず
のっちが
『よかったぁ、よかったぁ』
って連呼しよるけぇ
なんかしらよかったんじゃろ

ゆかちゃんも
こっちおいで?

動かんなりに
ゆかちゃんに手を伸ばす
けど
ゆかちゃんの顔は
なんだか
苦しんでるように見えた

まるで
私が起きた事に
絶望してるかのような






最終更新:2010年01月19日 17:43