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「で。作戦会議ってなんよ?」

のっちのベッドに腰掛けて、クッションを抱きながらゆかちゃんは不満そうにぶーたれた。
ドラマの再放送が見たかったそうな…。まーまーゆかちゃん。そんな顔せんでよゆかちゃん。ごめんなさい!
これから起こる可能性のある奇跡を自ら起こしてつかみ取るためのっ!作戦会議!なんだよ!

「んふふふふ〜。奇跡をもぎ取るチャンスなんよ!」
「奇跡〜?なんの?」
「あ〜ちゃんの膝まくらの!」

ぴょーんとベッドにダイブしたらゆかちゃんまでバウンドした。
それくらい弾むよね心もね。

「膝まくらしてもらったん?」
「まだ」
「まだかよ」
「でもね!でもね!…今度うち来てやってくれるんだって!」
「え、あ〜ちゃんが?」
「そうあ〜ちゃんが!やだーん!」

やだー恥ずかしい〜ってな感じで俯せのままジタバタ。

「で、それで何の作戦を会議したらいいの?」
「もお〜ん!や〜ん!…へ?」
「へ?じゃなくて、ただ膝まくらして貰ったらいいだけじゃろ?作戦いらんくない?」

…確かに。
……いや、やっぱり何かあるっしょ!作戦練って備えとくべきことが!例えば…例えば…そう。

「自分を最大限に可愛いく見せる方法とか?」
「…それと?」
「どうやったら頭もなぜてもらえるかとか?」
「そんで?」
「仰向けになるか横向きになるかとか…」
「のっち」
「はい」
「しょうもない。」

しょうもないだってー?
いや確かにけっこう無理矢理感は否めないけどさ。…でもどうしたら長いことあ〜ちゃんの膝を占領できるのかがポイントで重要なんだよ?

「しょうもないことあるけどないよ!これらを綿密に考えて再現してあ〜ちゃんに備えることにより今後ののっちとあ〜ちゃんの距離感というものがだね、」
「ゆか帰るね。んじゃ!」

クッションをポイっと投げたかと思えば代わりにカバンを持ってゆかちゃんは帰り支度をしだした。

「えー待ってよ帰らんでよー」
「別にゆかいらんじゃろ。」
「いるよ」
「いらん」
「いるの!」
「いらんの!」
「いるんだってば!」

とうとうコートまで羽織ったゆかちゃんの前に立って帰してたまるかと言わんばかりに抱きしめる。
離せっつってがんがんカバンで叩かれてるけどそんなことでひるむのっちじゃないんだぜ?

「離してよあほ!ゆか見たいドラマの再放送があるんだってば!」
「れーんーしゅーうー!」
「は!?」
「練習したいの」

ゆかちゃんは本当に「は!?」の顔をして全ての動きを停止した。
だからのっちはそのすきにゆかちゃんを座らして…レッツひざ枕!


つづく






最終更新:2010年01月19日 18:43