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あの3人の飲み会の翌日。

とあるアパートの一室。ここはかしゆかの自宅。
時刻はすでに午前11時を回っていた。

「き、きもちわりゅい…。飲みすぎた…」

かしゆかは帰宅後メイクも落とさず、風呂を浴びることもなく、そのまま眠りについてしまった。
かしゆかはボロボロメイクの顔を洗うべく洗面所へ向かう。

「すごい寝癖…。まるでパーマがかかったみたい…」

あの綺麗なロングヘアーではなく、ぐちゃぐちゃの髪の女が鏡の向こうに立っている。
…しかし寝癖にしては随分整っている。本当にパーマをかけたみたいだ。

かしゆかは蛇口をひねり洗顔料をつけて顔を洗う。タオルで顔を拭ってさっぱりしたあと再び鏡を見た。

「ん?あ、あ〜ちゃんっ!?」

かしゆかは驚いて尻餅をついた。
それは無理もない。鏡に映っているのはかしゆかではなく、あ〜ちゃんなのだから。
本当のパーマをかけたような髪は、言うまでもなく寝癖ではない本当のあ〜ちゃんのパーマヘアーだ。

「う、うそでしょ…。カラダがあ〜ちゃんになってる…」




パーマヘアー。大きくて少し垂れた目。大きな形のいい胸。豊満な体系。肉付きのよい太もも。
かしゆかの細すぎると言っても過言ではないカラダはそこには存在しない。完全なあ〜ちゃんのカラダである。

「まさか、昨日の夜に叫んだことが原因!?」

夜空に向かって不審者のように叫んだ昨晩。その願いが見事に叶った結果がこれなのだろう。

「これ絶対夢だって!ゆかはまだ酔ってるんよ!もう一回寝てやる!」

かしゆかはそう言うと再びベッドにもぐった。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


しかし、1時間後鏡を再び見ても、そこに映るのは戸惑った表情を見せるあ〜ちゃんであった。

「どうやら本当にあ〜ちゃんになっちゃったみたい…」

いつまでたっても元に戻る気配のないカラダをかしゆかが擦る。

するとかしゆかは今度は不敵な笑みを浮かべ始めた。
このような表情をするかしゆかは、大抵面白くて悪いことを想像している。

「あ〜ちゃんのカラダになったってことは、あ〜ちゃんのカラダをじっくり見るチャンスじゃん!いっぱい堪能しちゃお」
「くよくよなんてしちゃダメ!ここはプラスに考えんと!ニュヒヒ♪」

つづく。





最終更新:2010年01月19日 18:50