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Side K
只今、のっちと駅までの道を二人で歩いてるところ
実は、のっちは用があって、お昼には帰らないといけなくて、時計を見て慌てて帰り支度

「とりあえず、電車の時間には間に合いそうだね?」
「うん、とりあえず良かったぁ」

バタバタしちゃって、夢で気になったこと聞けてない…
でも、また今度の方がゆっくり聞けるかな?
うん、そっちの方が会う楽しみが増えて良いかもw

「ね、のっち」
「ん?」
「今度、あ〜ちゃんが二十歳になった時の話、聞かせてくれる?」
「いwな、なんで?そんなのが気に、なるの?」

…明らかに動揺してる

「夢で、あ〜ちゃんが言いかけて止めちゃったから」
「な、なんて言ってた?」
「のっちがぁ…ってそれだけ。勝手に言うと、のっちに怒られちゃうからって」
「そ、か。じゃあさw別に大したことじゃないから、気にしなくても良いよ?」
「大したことじゃなきゃ、言っても問題ないと思うけど?」
「あー…ねぇ…ごもっとも」

あははwってちょっと引きつった笑いで、返す言葉が見つからないのっち

それに…さ?
「のっちとあ〜ちゃんのこと、もっと知りたいよ。ダメ?」

そう言ったけど、ちょっと図々しすぎたかな?と反省…
だって、もしかしたら、二人の大切な思い出なのかもって…
そう思って謝ろうとしたら

「ぅwしょうがないなー。ちょっと恥しいけどwゆかちゃんには、特別出血大サービスで教えちゃうw」
「良いの?」
「もち!そのかわり、恥しいから他の人に言ったらダメだよ?」
「…うんw分かった」

良かった
それにしても、恥しくて言いたくないって、どんななんだろ?
ヒヒw次回楽しみにしとこっとw



Side N
「のっちとあ〜ちゃんのこと、もっと知りたいよ。ダメ?」
甘えながら聞いてきた顔が、ちょっと申し訳なさそうになって

あぁ…恥しいとか、言っちゃいけないな
ゆかちゃんだって、ちゃんと見せてくれたんだから、
あたしも、ゆかちゃんに対しては、真っ直ぐ見せていかなくちゃ
だから、まぁ、今度ってことで勘弁してください…


駅に着いて切符を買うと、アナウンスが流れる

「もう、来ちゃったw」
「しょうがないよ、出るの遅くなっちゃったんだもん」
「ゆかちゃんとまったり待ちたかったのになw」
「そんなの、また今度でも良いよぉ」
「まぁ、そうなんだけどw」

「人生何が起こるか分かんないからw」

Side K
のっちの言葉に、胸がツキっとした
そうだった…のっちは、何の前触れもなくあ〜ちゃんと…
もう、私ってば、無神経なこと言っちゃって…

「のっち…ごめんなさぃ」

何て言って良いか分からなくて、両手でのっちの手を掴んで、その手を胸元まで持ってきた

「ゆかちゃん、そんなに気にしなくていいからw…でも、ありがとう」
俯いた私の頭をポンポンと撫でてくれる

「ぅん」
「へへwあ、そろそろ乗んなきゃ」

ホームの時計を見ると、電車の出発の時間が近づいてる
のっちが乗って、こっちに振り向く



「着いたらメールするね」
「うん、待ってる」

またしばらく、会えないのか…
閉まるドアの音を聞きながら、そんなことを思う
やっぱり、離れるのは寂しいな

コンコンてドアを叩く音で、のっちの方を見ると
ニヤニヤしながら右耳を見せながら、そこにあるピアスを触ってる
ちょっと怪しい…w
私も同じように、自分の耳にあるソレを触る

うん、大丈夫だ
のっちは、ちゃんと側にいてくれる

動き出した電車
のっちを見送って、駅を後にする

さてと…
二十歳になったことだし
いつまでもふらふらしてられないよね?

のっちと一緒に歩いていけるように
私もしっかり歩き出さなきゃ

未来へ続く道
これは私の道であると同時に
あ〜ちゃんの道でもあるんだから

いつか私がおばあちゃんになって、死ぬ時が来たら
あ〜ちゃんに私の心臓で幸せだったって、そう思ってもらえるような
そういう生き方したい

だから
一歩ずつしっかり
明日への道を、歩いて行くね

トクン…

あ〜ちゃんが
柔らかく答えてくれた

うん、がんばるw


〜きずあと編〜fin





最終更新:2010年01月19日 18:53