入浴と観察が終わったかしゆかは遅い朝食を取った。時間的には昼食と呼ぶのが適切かもしれない。
「ブラがきつい…」
かしゆかはシャツに手をいれ、ブラのホックをはずす。
胸の大きさがあまりにも違うので無理もない。
ブラはかしゆかのもの。カラダはあ〜ちゃんである。
食事を終えたかしゆかは着替え、身支度をし、外に出た。
「とりあえず、このサイズに会う下着を買おう」
「そして、せっかくあ〜ちゃんになったんだもん。今からこのカラダに合う服を買って楽しんじゃおう!」
かしゆかはあ〜ちゃんのカラダで完全に楽しんでいる。
かなりのプラス思考のようだ。
かしゆかは服屋へ向かうべく、電車に乗り込んだ。
かしゆかは店に着くと、まず下着売り場に向かった。
「ちょっとド派手な大人っぽいやつを選んでやろう♪」
黒いブラと黒いTバックがセットであるいかにも危険そうな下着を、かしゆかは手に取る。
店員の許可を得て試着をするとサイズはぴったりであった。胸の谷間もくっきりできた。
今までのかしゆかには一生必要のないアイテムであろう。
下着を購入し、店員の許可を得てその場で身に着け、下着売り場を後にする。
「あ〜ちゃんは普段はゆったり目のワンピースが多いからここでイメチェンをしよう♪」
ミニスカートや胸元の開いたTシャツなど、あ〜ちゃんの太ももや胸を存分にアピールできる服、
そしてそれに似合う靴やバッグまでも購入した。
すべて店内で着替えさせてもらい、店から出てきたあ〜ちゃんの姿をしたその女の雰囲気は、今までのあ〜ちゃんのキャラとは
まったく違うものであった。
「このあ〜ちゃんも超カワイイ!たまにはこんな格好してくればいいのに」
ガラスに映る自分の姿を見たかしゆかが呟く。
「そうだ!おもしろいことを思いついちゃった♪ニュヒヒ…」
かしゆかは再び不敵な笑みを浮かべると、近くの公衆電話に向かって歩き出した。
受話器をはずし、自分のケータイのアドレス帳を開いて、番号のボタンを押す。
「プルルルル…プルルルル…」
つづく。
最終更新:2010年01月19日 18:56