「う〜ん…」
「あ〜ちゃんが目を覚ました!大丈夫?」
あれからあ〜ちゃんが倒れた直後、のっちとかしゆかの2人はあ〜ちゃんをのっちのベッドまで運んだ。
そのあ〜ちゃんは目を覚まし、元気そうにベッドから出る。
「もうあ〜ちゃんは大丈夫よ。しかし本当にゆかちゃんがあ〜ちゃんになっとるとはね…」
この室内にいるのは、のっちとあ〜ちゃんとあ〜ちゃんの姿をしたかしゆかの3人。
なんともいえない不思議な光景である。
服装のジャンルは間逆であるが、同じカラダをした人間が2人いる。
ここでかしゆかはあ〜ちゃんにも、昨晩からの出来事をすべて話した。
あ〜ちゃんも冷静に話を聞いている。
傍から見ればあ〜ちゃんがあ〜ちゃんに説明している。まるで双子の会話のようだ。
「それで気になったんだけど、なんでゆかちゃんはそんなアブナイ格好しとんの?」
「あ〜ちゃんのカラダになれたし、別のジャンルのおしゃれを楽しもうと思ったんよ。たまにはこういうファッションもいいよ!」
「あ〜ちゃんはそんな格好はせん!あ〜ちゃんのカラダで痴女みたいな服着んといて!!」
あ〜ちゃんは恥ずかしさがこみ上げてきたようだ。顔が赤くなった。
そこでのっちは思い出したように言った。
「そうだ見てみて!ゆかちゃんのパンツはこんなにエロいんよ!」
のっちはかしゆかのスカートをめくって例の黒Tバックをあ〜ちゃんに見せる。
かしゆかも全く抵抗せず、満面の笑みで舌をチョロっと出し、パンツを見せたまま上目遣いであ〜ちゃんを見つめる。
「このバカゆか!なんちゅーカッコさせとんのよ!」
あ〜ちゃんは怒りと恥ずかしさで顔を真っ赤に火照らせ大声を上げた。
あ〜ちゃんはのっちを罵倒することはよくあるが、かしゆかに対してはほとんどない、今回はかなりレアなパターンである。
「いや〜この格好似合っとるよ」
「ホンモノのあ〜ちゃんもこういうファッションしてよ〜」
のっちとかしゆかはニヤニヤしながら返答し、あ〜ちゃんの怒りは届いていないようだ。
むしろあ〜ちゃんに怒られることを喜んでいる。いわばドMである。
あ〜ちゃんは顔では呆れているが、このかしゆかのファッションも悪くないと思っていた。
むしろ興味があるのかもしれない。彼女もMっ気があるのだろう。
(あの格好恥ずかしい…。でも、たまにならああいう服着てみようかな…?)
つづく。
最終更新:2010年01月19日 19:14