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◆A-side◆

今日は日曜日。両親は旅行に行っている。たかしげは友達の家。そしてのっちの両親も旅行中らしい。
あ〜ちゃんとちゃあぽんはお留守番。時計を見ればもう夕方だ。あ〜もう疲れたよ。
昼間に自分の姿の妹に「ごめんお姉ちゃん!友達と買い物行く約束してたの!欲しい服のリスト書くから買って来て、お願い!」と言われ、ちゃあぽんの友達と町まで買い物してきた。
若さって良いな、と思い知らされたよ。すっごい元気でテンション高くて…ついて行けなかった。途中で何回もトイレでこっそり休憩したからね。
「のっち、そろそろ来るね」
あ〜ちゃんが買って来てあげた服を見ながら嬉しそうに言うちゃあぽん。本当だ。もうすぐ来る。ゲーム開始だ。ワクワクドキドキ。凄い緊張感。
「あーっ!」
「ど、どしたの」
急にちゃあぽんが叫んだ。ビックリして心臓が痛い。
「今日友達の家に泊まる約束してたんだ!」
「え、また友達の約束?」
「うん…ずっと前から約束してたの、今更ドタキャン出来ないよ…」
ションボリするちゃあぽん。凄く残念そうだ。
「約束破ったら、嫌われるかも…」
そっか、そうだよね…友達だもんね。


ちゃあぽんの姿のあ〜ちゃんがちゃあぽんの振りをして友達の家に泊まりに行く…。難しいけど無理な事じゃない。ただ、すっごく疲れるけどね。
だけどそうなると、のっちとちゃあぽんが二人でお留守番になっちゃう。それもそれで問題有りだよね。
だって、ちゃあぽんはのっちが好きで…のっちは変態。あ〜ちゃんの知らない間に、変な事をされると大変だよ。
「お姉ちゃん、お願いだから泊まりに行って!あたし友達減っちゃうよ…」
「で、でも…のっちと二人きりに出来ないよ…」
「前は好きだったけど今はもう何とも思ってないよ?」
「…ほんまに?」
「うん、だから大丈夫!安心して!」
なんだか良く分からないけど、大丈夫みたい。良かった…ちゃあぽんにその気は無いみたいで。だったら安心かも。
「もしのっちが変な事してきたら、適当に流して。しつこい時は頭叩いて良いからね」
「うん」
どんなアドバイスだろ…。ちゃあぽんは素直に頷いた。素直な妹を持って、あ〜ちゃん幸せだよ。
「お姉ちゃん、ありがと。よろしくね」
「うん!お姉ちゃんに任せんさい、そっちもよろしくね」
なんか、大事な事を忘れてるような気がするけど…気のせいだよね。


◆C-side◆

作戦大成功!これで、のっちと二人きり。お姉ちゃん、なんかごめんね。でも友達と約束してたのは本当だよ?
だけどお姉ちゃん、ゲームの事すっかり忘れてるよね。まぁバレる事は無いと思うけど。

—ピンポーン

「来た!」
お姉ちゃんが玄関に走る。あたしも走る。扉を開けると、のっちの姿。相変わらずカッコ良い!王子様みたい!
「早かったね」
あたしの姿のお姉ちゃんがそう言って微笑む。のっちは不思議そうな顔。あたしにお出迎えされたらビックリするよね。
「うん、早く会いたかったから…」
チラリとあたしを見るのっち。きゃーどうしよう!見つめられた!ってそろそろ落ち着こう。
「ケーキ買って来たよ、ちゃあぽんの分もあるからね」
「「ありがとー!」」
やっぱり、のっち優しいなぁ。お姉ちゃんがそれを受け取り、中を見る。美味しそうなショートケーキが五個。家族全員分ちゃんとある。
「ささ、入って入って」
「お邪魔しまーす」
この瞬間、ゲーム開始のゴングが鳴り響いた。なんかドキドキするなぁ。
お姉ちゃんごめんね?あたし…のっちと色んな事、しちゃうかも。

◆2-2:End◆






最終更新:2008年10月12日 18:26