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「おじゃましまーす…うわ〜のっちの部屋じゃ!」
「適当に座ってて。なんかお菓子持ってくる。」

あ〜ちゃんを一人部屋に残して、のっちはキッチンへと足を運んだ。ドアを閉じ際にチラっと、ベッドに腰掛けるあ〜ちゃんを確認する。

…はい。きましたよついにこの日が!一緒に勉強すると言う名目であ〜ちゃんを部屋に連れ込むことに成功いたしましたよ!ひゃほーい!
…おっと、落ち着け綾乃Be cool。ゆかちゃんとの日々を思いだすんだ。あんなにいっぱい練習したじゃないの。落ち着いていけばきっと…


−−−−−−……


「やっぱこっち向きが1番興ふ、」
「だからそれはダメなんだって!そんなこと言ったら即嫌われると思いんさい!」
「…はい。じゃあこれでいい?」
「前髪散らばるね〜…うむ」


……−−−−−−−−−


あっち向きはNGなんだよね確か。でも腰にぎゅっと…いや、願望は押さえた方がいい。ゆかちゃんの教えに逆らうべきではない!
……あっれ〜?おかしいな?ここにポテチ置いといたはずなんだけど…あったあった。タケノコの里は…昨日食べちゃったっけ。
正直お菓子どころの騒ぎじゃないけど。いつどのタイミングで切り出せばいいんだろう。あの…その、

「ひ、ひざま、ひざ枕して?」

あー!個人練でも噛み噛み!ゆかちゃん相手ならすんなりもってけるんだけどなー…あ〜ちゃんは初だから…うん、ファイト!

「お、お待たせー」
「あーありがと」

キッチンで散々イメトレしてから向かったら、あ〜ちゃんはベッドの上で既に英語の教科書を開いて眺めてお勉強モードに切り替えていた。
…どう切り崩してやろうか…。

「ポテチしかなかったー」

本当は他のは昨日のっちが食べちゃったんだけどね。
お皿にあけたポテチと烏龍茶を乗っけたおぼんをどかっと小さなテーブルの上に置くとあ〜ちゃんはベッドからおりてきた。

「お菓子とかいいのにー。気ぃ使わんで?」
「使ってないよ?のっちが食べたかっただけ〜」
「ふふっ、うん。ありがとのっち」
「どいたま!あ、このクッション使って?」

でっかいバナナのクッションをあ〜ちゃんに渡すと素直にその上に腰掛けてポテチを食べ始めた…かと思いきや、あ〜ちゃんの前にはすぐにさっきまで眺めてた英語の教科書が開かれた。

「あ、もう勉強すんの?」
「する。そのために来たんじゃけえ」
「…ですよね」

テスト週間だもんねーそりゃするよねー。
ここはとりあえず、のっちも大人しく教科書開くか…。


つづく






最終更新:2010年02月06日 19:35