Side A
ツアーが終わって少し長いお休みを貰って、ゆっくり過ごした
そのうちの1日をのっちと過ごすことにして
久しぶりののっちの部屋、相変わらずでなんだかほっとした
「はい、あ〜ちゃんレモンティーね?」
「ありがとう」
隣に座りながら、のっちもレモンティーのカップを口に運ぶ
「ん?」
つい見つめてしまったあたしに気付いて、のっちの視線がコッチを向く
一瞬の間…妙にくすぐったい
「ぃゃ、なんか、ホンマにのっちと一緒にいるんじゃなぁ〜ってw」
「あwそうなん?」
「うん」
のっちの突然の告白から一ヶ月ちょっと
仕事以外で会うのは初めてだったから
特に会話をするでもなく、時々レモンティーを飲みながら二人の空間を噛みしめる
レモンティーを飲み終わったのっちが、はぁ〜って息を吐いて、両手で空のカップを弄ってる
しばらくそうしてから、正面を向いたまま話し出すのっち
「なんかさ…ごめんね?」
「ん?何が?」
「色々、あ〜ちゃんのこと、振り回しちゃったな、と思って…たくさん、辛い思いさせちゃったな、、て」
「…良いよ。そんなこと」
「たくさん、、泣いたじゃろ?」
「そんなん…忘れた」
気にしなくても良いよって、おでこをコツンとのっちの肩に乗せる
「側におらんくて、ごめん」
のっちの肩の上で首を横に振る
「ん〜ん…。今、側におってくれとるけぇ。それで十分よ」
あたしがそう言うと、のっちはありがとうって言いながら、両腕であたしを抱きしめてくれる
その感覚は凄く懐かしくて…
でも、あたしの胸をすぐに熱くする
「ねぇあ〜ちゃん、、」
名前を呼ばれて顔を上げる
「好きだよ」
ハニカミながら言うのっちに
「あたしも、、」
ずっとずっと…
「のっちが好き…」
変わらずにいて良かった
重なる唇からは
さっきまで二人が飲んでいたレモンティーの味
甘いような、ちょっと酸っぱいような苦いような…
のっちとの恋の味…
—つづく—
最終更新:2010年02月06日 20:03