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「で、“あたしがあ〜ちゃんを好きなだけだから”って言われたんだね?」
家に帰ると、お姉ちゃんが今日の事を嬉しそうに話してくれた。思わず最終確認をしてしまう
「うん」
        • つまり、ゆかちゃんの思惑通りってことか。
「で、どうなったの?付き合うんでしょ?」
「いゃ・・それが、のっち、何か、気付いてないってゆーか忘れてるってゆーか・・・じゃけぇ、パフェ食べて帰ってきた」
なっ?!なんというアホ・・・っ!!ゆかちゃんの完璧な計画さえものっちのアホさの前では無に返る・・・っ!
「ちゃあぽん?」
「あ、いゃ・・・よかったねぇ(笑)もうお姉ちゃんから告ればいいじゃん」
「そっそんなん出来ん!だいたい、あ〜ちゃん別にのっちの事なんか・・・」
そんな真っ赤な顔で言われても、可愛いなぁ、もぅ
        • でもこの調子だとこの2人、一生くっつかないんじゃないか、ホントに

そんなことを思ったあたしは、ゆかちゃんにメールしてみた。すると今から公園で会うことになった。どうやらゆかちゃんも気になっていたらしい
え?ゆかちゃんに会えるのが嬉しい?あたしが?・・・そんな訳ないじゃん、そんな訳・・・でも、まぁ・・・マスカラは、つけたけど

「あ〜ちゃん、大丈夫だった?」
あたしの姿を見つけて、第一声がこれ。普通“こんばんは”だろ・・・
「うん。喜んでた。怪我もなかったって」
「ふぅん」
「でも、さ・・・のっちが、アホすぎて・・・まだ付き合ってないって・・・」
「えええっ?!」
いつも完璧な計算をしてる人が、それを崩されたときの驚きは物凄い。珍しいもん見た
「どんだけ?!のっち、ほんまあの子・・・」

今のゆかちゃんは、のっちのことが好きだったなんて、ちっともそんな風には見えない
「ゆかちゃんさー・・・のっちの事、好きだったんじゃなかったの?」
なんて無神経な質問・・・言ってから、そう思った
「好きだよ。だーい好き。のっちが居るから、ゆか頑張れる」
超棒読みで言ってるけど、それが逆に・・・なんか、グッときた。チクっときた。ズキっと、きた。
大体、少し考えれば分かる・・・あたしみたいに、年も違って半ば憧れていた訳じゃないんだから
「・・・・・・・・・ごめん」
「いいよ。ちゃあぽんは小さい子だからしょうがない!」
「小さい子って・・・」
まぁ、小学生の時から知ってるから、“小さい子”のイメージあるのかもだけど・・・
何か、なんか嫌だ。対等に、見られたい

なんて、今夜のあたしは、きっとどうかしてた






最終更新:2008年10月12日 18:58