Side N
今日もハイパーのっち号をとばして、我が家に帰宅
なんじゃけど…
実は、只今夜の10時近くで、いつも遅くなる時は連絡いれてるんよ
でも、今日うっかり連絡するの忘れちゃってて…
会社出るときに気付いて、慌ててしたわけですよ
もちろん、怒られる覚悟で…
でも電話に出た彼女は、妙にテンション高くて、明らかにおかしかった
いや、ま、怒られるには怒られちょうたんけど
『なんで連絡くれんかったん!!』
「ご、ごめん。忘れとった…」
『ばかのっち!』
「だから、ごめんてぇ…」
『…』
急に黙るから、恐る恐る名前を呼んでみると
『…なんかあったかと思ぅて、心配、、するじゃろぅ』
その言葉にズキッときた
あたしを心配して怒ってくれたんだ
「うん…ごめん。気をつけるけぇ、、許してくれる?」
『…えぇよ?』
「やたぁw」
案外簡単に許して貰っちゃったw
『そんかわりぃ〜』
「んん?」
『10分で帰ってきてw』
「え!10分は無理じゃろ?」
だって、いつも20分近く掛けて通ってるのに…
『だぁいじょぶじゃて〜wのっちはやれば出来る子じゃけぇww』
ケタケタ笑いながら、『待っとるよ〜♪』なんて楽しそうに携帯は切られた
そこからあたしは必死ですよw
半分の時間てことは、倍のスピードでハイパーのっち号を漕がんといけんちゅうことな訳でぇ
かなりがんばった!脚めっちゃ痛いもんwぷるぷるしよるw
でも、やっぱり10分では着けなくて…
ちょっとくらい許してくれるよね?
そう思いながら、そろりと玄関のドアを開けると
そこには床にペタッと座って、ニコニコ笑ってとるあ〜ちゃん
「た、ただいまぁw」
『お帰りぃ♪』
な、なんだ?この周りにお花が舞ってるようなほんわか雰囲気…
しかも…
「ご飯にする?お風呂にする?それともぉ、チュウ?♪」
恥ずかしがりもなく、にへらにへらとあ〜ちゃんがこんなことを言うなんて…
絶っ対!おかしい!
「え、っと、じゃぁ、お風呂で…」
あえてチュウには触れずに、汗も掻いとるとこじゃし…
「わかったぁwじゃあ、その間にご飯温めておくね?」
よいせって言いながらその場で立ち上げるあ〜ちゃん
…チュウはスルーで良いの?
台所へ向かうあ〜ちゃんの後ろを付いていく
何か、あ〜ちゃんフラフラしとる気が…
台所に入って、ようやくあ〜ちゃんのテンションがおかしい理由が判明した
「あ〜ちゃん!」
「ぅん?」
「のっちの梅酒、残っとったの全部飲んだん?」
テーブルの上には梅だけが入っているビンと空のコップ
絶対、あ〜ちゃん酔っ払っとるでしょw
「ああwだって、のっち帰ってこんしぃ、ゆかも寝ちょうたしぃ…。することないけぇ、久しぶりにちょっと貰っちゃおうかなぁーって飲んだら美味しくってぇw」
美味しいって言ってくれるのは嬉しいんけど…
「それ、のっちの楽しみだったんけど…」
仕事終わった後に飲むと最高なんよ
「?まだ漬けてあるのあるんじゃろ?」
「あれは、あと2週間くらいせんと良い味んならんのよぉ」
あぅwあたしの楽しみが…
「そんなにへこまんでもええじゃろぉ?」
「だっでぇ…」
しょんぼり一人へこんでると、またもあ〜ちゃんの爆弾発言…
「ぬぅ、、じゃあ、梅酒のかわりにあ〜ちゃんが毎日チュウしちゃげるけぇ!それで我慢しんしゃい!」
な、なんとぉwww
いや待て待てのっちw
相手は酔っ払いじゃ、まともに受け取ったらいけんじゃろw
あたしが反応できないでいると
「チュウじゃダメなん?やっぱり梅酒の方がええのん?」
今度は、あ〜ちゃんがしょんぼりして聞いてきた
「そ、そんなことないけぇ。ありがとw」
「へへw良かったぁw」
ヤバイ…
なにこの無邪気な笑顔
最近はすっかり落ち着いた感じで、お母さん。って感じだったのに…
可愛すぎでしょ…
いやいや、だからこれは酔ってるからなわけで…
「のっち、お風呂入ってくる…」
「いってらっしゃ〜い♪」
とりあえずお風呂で落ち着こう
15分後…
お風呂から上がると
椅子に座って足をぷらぷらさせながら、相変わらずニコニコと待っている姿に思わずにんまり…
あたしもうダメかもw
ご飯の準備が出来てるあ〜ちゃんの隣の席に座る
…けど、何か足りない
何かっていうと、お箸なんじゃけど…
「あ〜ちゃん、お箸は?」
「ふふwここじゃよ?」
お箸を顔の横に持ってきてそう言うあ〜ちゃん
「な〜んだwあるんじゃんw」
そのままお箸を貰おうと思って、掌を差し出したけど、いっこうにあ〜ちゃんはお箸を置いてくれない
「あの、あ〜ちゃん?お箸ないと食べれないんじゃけど?」
「食べたぃ?」
「そりゃもうw」
「じゃぁあー…」
ん〜って考える素振りをしながら、また突拍子のないことを…
「あ〜ちゃん大好き!って10回言ってくれたら良いよん♪」
「はぁ!?」
いや、それ今関係なくない??
「何で今?」
「だってぇ〜、前はうるさいくらい言ぅてくれとったんにぃ…最近言うてくれんけぇ〜、あ〜ちゃん寂しいんよぅ…」
なにこの甘々あ〜ちゃん…
「てか、あ〜ちゃんがうるさい言うけぇ。迷惑なら止めよう思って止めたんじゃけど」
「言わんでなんて言っとらんもん…」
むぅって膨れる
はぁ、もぅ…
「あ〜ちゃん大好き」
途端にぱぁって笑顔んなって
「あと9回♪w」
「9回は恥しいよw」
「え、じゃあ、ご飯なしね?」
「い、言いますぅw」
「えへへw」
恥しいから思いっきり息を吸って
「あ〜ちゃん大好き!あ〜ちゃん大好き!あ〜ちゃん大好き!………」
一気に言い切った
と同時に
「あ〜ちゃんもぉ、のっちだぁい好きぃぃ♪」
っ!!!
「綾香ぁ!!」
もう耐え切れずにご飯そっちのけで、目の前にいるあたしの天使に抱きついてキスしてしまった
「お父しゃんばっかり、ズリュイ」
うげww
こ、この声はぁw
ハッとして振り向くと、そこにはうさぎさんを抱えた可愛い愛娘
しかし、またこんな場面を目撃されるとは…
「ゆ、ゆか。起きとったん?」
い、いつの間にぃw
「ゆかおトイレぇ」
「お、おお、そっかそかwじゃあ、早く行っといで?」
「うんw」
うさぎさんを両手で抱えて、部屋を出て行くゆか
…ふぅ、危ない危ない
ゆかのおかげで、吹っ飛んだ理性が戻ってきた
なのに、この酔っ払い天使さんのおかげで…もぅw
「のっちぃ♪」
「な、なん?」
あたしの膝の上に座ってきて、両腕をあたしの首に回してくるもんだから、どうにもこうにもw
もう、敵わん…
「チュウ、もっとしよぉ?」
「いあwすぐゆか戻ってくるけぇw」
「ええよぅwゆかも一緒にするんじゃもんw」
「ぅえ?一緒に?」
「そうよぉ?二人とも大好きじゃけぇw」
ああwそういえば、ゆかがキスは好きな人同士がするんじゃろ?って言ってたんだっけ…
「あー!お父しゃん!ゆかも抱っこぉー」
トイレから戻ってきたゆかが、トコトコとやってきて両手を広げておねだり
でも、あたしの腕はすでに塞がってるもので…
しかし、そこですかさずあ〜ちゃんがうさぎさんごとゆかを抱き上げる
「ゆかぁ、お母さんでもええ?」
「うん!お母しゃんがええw」
これゆかさん。お父しゃんでなくてええのん?
相変わらず父さん悲しいなぁ…w
「ゆかもチュウする?」
「ぅん!しゅるーw」
あ〜ちゃんの膝で、キャッキャw騒いでるゆかなんじゃけど、二人乗せてると結構キツイっす…
てぇw目の前でチュウしとるww
お父しゃんには刺激が強いですぅw
ニヘヘェwって笑い合った二人がこっちを向いて、
「お父しゃんにもチュウね?」
「チュ—しゅるー♪」
「え、や、ちょっと待って?お父しゃん、ご飯…」
チラッとあ〜ちゃんが用意してくれたご飯に視線を移す
「お父しゃんは、チュウとご飯どっちが大事なん?」
「どっちがだいじなぁん?」
二人してぷくっとほっぺを膨らませて
「そ、そりゃぁ…お母しゃんとゆかに決まっとるぅw」
「じゃあ、チュウね♪」
「お父しゃんチュー♪」
あぁ…もう、幸せ過ぎぃww
…
……
ドサッ
体に鈍い痛みを感じて目が覚める
…?むあ?
あれ?チュウはぁ?
体を起こして部屋を見渡す
どうやらベットから落ちたらしい
そして視線を下げると、すぐそこの布団で仲良く並んで眠ってるお母しゃんとゆか…もとい、あ〜ちゃんとゆかちゃん
なんか、前にも同じ家族構成の夢見たなぁ?
あー…昨日二人がお泊まりに来て、そう、梅酒を飲んだんだよ
ん〜、、夢の原因はそれか…?
「あ〜ちゃぁん♪」
寝言を言いながらあ〜ちゃんにすり寄って行くゆかちゃん
「むぅぐ…」
若干迷惑そうなあ〜ちゃん
はぁ〜w二人とも可愛いぃ〜w
…
ヨシ!あたしももっかい寝て続き見よ!
いそいそとベットに戻って、目を閉じると間もなく夢の中へ…
…さてさて
のっちは夢の続きを見れたのでしょうか?w
<夢の家族2>fin
最終更新:2010年02月19日 20:18