◆N-side◆
映画は終盤に差し掛かる。凄く純愛なラブストーリーで、困難を乗り越えて最後は結ばれるハッピーエンドなお話。
チラッとあ〜ちゃんを見る。映画に夢中で、のっちがいること完璧忘れてる。まぁ良いけど。あ〜ちゃんが喜んでくれたんならね。
するとのっちの視線に気付いたのか、あ〜ちゃんがこっちをを見た。わっ、ドキッてしちゃうじゃん。
「のっち…?」
その甘えた様な声…ずるいよ。
「あ〜ちゃん…」
「なに?」
「…もっと近く…行って良い…?」
緊張して声が震えた。絶対のっち今顔真っ赤だ。あ〜ちゃんは小さく笑った。良いよ、って証拠だろう。
のっちは二人の間の微妙な距離をゆっくり縮める。人一人座れるくらいの僅かな距離だけど、近付くとドキドキが全然違った。
「のっち…」
あ〜ちゃんの手が、のっちの手にそっと触れた。熱が伝わる。あ〜ちゃんのぬくもり。
「…あ〜ちゃん」
名前を囁くと、あ〜ちゃんは頬をパジャマと同じピンク色に染めて目を閉じた。のっちはゆっくり顔を近付け、唇を重ねた。
◆
それからどれくらいキスに夢中だっただろう。角度を変えて何度も何度も唇を重ねた。
今日のあ〜ちゃんのキス…いつもと違う。なんだか激しい。まるで別人みたいだ。
なんかもう…我慢出来ないよ。のっちは、あ〜ちゃんの細い肩を掴んで押し倒した。あ〜ちゃんの瞳は潤んでいて、息が荒い…凄くエロいよ。のっちはゴクリと息を飲んだ。
行ける…今日は行ける!ついにあ〜ちゃんと(体で)結ばれる日が来たーっ!この日をどれほど待ち侘びたか…。のっちの心臓は痛いくらい高鳴る。
「のっち…ここじゃ嫌だよ…ベッド行こ?」
「あ、う…うん!」
そっか、そうだよね!うんベッドじゃなきゃ…だよね。テレビを見ると、映画のエンディングが流れていた。いつの間にか終わってたみたい。
このエンディング曲…あ〜ちゃんが好きな曲だ。のっちがカラオケで何度も歌った、あ〜ちゃんの大好きな…。
「あ〜ちゃん、この曲…」
「?この曲が、どうかした?」
え…。なんか想像してた反応と全然違くてビックリ。いつもなら曲聞いた瞬間反応するのに。
今日のあ〜ちゃんは本当に変だ。まるで別人…。ハッと以前、体が入れ替わる飴を思い出した。もしかして、誰かと入れ替わってるんじゃ…?でも、まさかね。
◆C-side◆
のっちはテレビの電源を切ると、お姉ちゃんの部屋に向かうあたしに着いてきた。
ヤバい…どーしよ、いっぱいキスしちゃったよ…。そして今から行われるであろう行為を想像…きゃー!お姉ちゃんごめんなさい!そしてありがとう。
ガチャ…扉を開けて中に入る。なんだか、見慣れた空間のハズなのに、ベッド見ただけでドキドキしちゃう。
あたしはベッドに腰を下ろした。そしてのっちを見ると、頬を赤くしてソワソワして落ち着きがない。緊張してるのかな?可愛いー。
でも、あたし初めてだから、ちゃんとリードしてもらわなきゃ困る。のっちの手を引っ張ると、のっちは大きく深呼吸しながら隣に座った。
電気は初めから付けてないから、窓から差し込む月の光だけがあたし達を照らす。光を反射するのっちの白い肌は、とても綺麗だった。
「あ〜ちゃん…」
呼ばれる名がお姉ちゃんでも、そんなのどうでも良いよ。再びのっちに肩を掴まれ、押し倒された。目の前ののっちはかなり色っぽい。
目を閉じると、唇が重なった。頬にのっちの髪が触れてくすぐったい。のっちの舌が…唇を割って中に入ってきた。舌を絡めとられる…頭がボーッとしてきたよ…。
唇を離すと、のっちは首筋に顔を埋めて、首筋に舌を這わせた。ゾクゾクする…思わず声が出ちゃう。
「あ〜ちゃん…好き」
耳元で囁かれると、おかしくなっちゃうよ…それでものっちは止めない。止めて貰っちゃ困るんだけどね。
のっちの手がパジャマのボタンを外していく。数個外した所で、外した隙間から手を差し込んできた。直に触れるその手が…胸を撫でた。
「ん…のっち…」
その指先が左の胸の突起に触れた。ビクッと体が反応する。こんなに反応するなんて…お姉ちゃんの体は随分と感度が良いみたい。
のっちはもう片方の手で器用に残りのボタンを外してく。全て外されて露になった上半身を見て、のっちがウットリと呟いた。
「…綺麗…だね…」
そりゃ、お姉ちゃんの体だもん。綺麗じゃない訳がない。お姉ちゃんの体だけど…そうまじまじと見られたらさすがに恥ずかしいや。
のっちはもう一度優しく胸に触れた。そして顔を近付け、そっと胸に舌を這わせる。うわ…凄くやらしい。
のっちは少しためらいがちに突起を口に含む。のっちの舌が、それを弄ぶ。ダメだ…感じる…
「のっち…、気持ちい…」
そう声を漏らすと、のっちは顔を真っ赤にして、眉を八の字にして笑った。
◆2-5:End◆
最終更新:2008年10月12日 19:01