Side N
あ〜ちゃんの告白から数日
あれから初めてあ〜ちゃんが家に来てくれた
玄関を開けた時から、戸惑い気味で恥しそうなあ〜ちゃん
部屋の入り口で、ぼーっと立ちっぱなしでいたあ〜ちゃんを呼んで
あたしがベットに座ったままあ〜ちゃんの手首を引っ張ると、ちょうど膝の上に座るかたちに
目の前のあ〜ちゃんに抱きつくと、あたしの頭を優しく抱きしめてくれたから、そのまま心地良い感触の中話し出す
「ライブ終わっちゃったねー」
「そうじゃね…」
「めっちゃ楽しかった」
「うんw楽しかったね」
「たくさんの人の笑顔に会えて、嬉しかった」
ホントに楽しかった、お客さんと一緒に創るライブ
会場毎に変わる雰囲気も、とても楽しい
一人一人の笑顔が素敵で、嬉しかったな
それから…
「それから、告白も…嬉しかった」
「ぇ?」
「初めてじゃね。言ってくれたん」
その時のことを思い出して、自然と顔が緩む
あたしの事を想って、言わずにいてくれたその言葉
もし、あの企画がなかったら、ずっと聞けなかったのかも、、
それで、自分の気持ちにも、気付けなかったのかも
なんかもう、あ〜ちゃんがいるだけで、嬉しくてどうしたら良いのか分かんないよ
あれだけ、ゆかちゃんに固執したのに、、
そう思うと、あ〜ちゃんが変わらずに想ってくれてるのが、奇跡に思える
「ねぇ、キスして?」
だから、あ〜ちゃんからしてほしい
「…ぅん」
まだ戸惑い気味に返事して、そっとキスをしてくれた
それが嬉しくて、またニィって笑う
「あ〜ちゃん…」
「ん?」
「あ〜ちゃんは、ゆかちゃん好き?」
ちゃんと伝えないと
「そりゃ好きじゃなきゃ、8年以上も一緒におらんじゃろ?」
「うんwそうじゃね」
「あたしも、ゆかちゃん好き」
「そんなん…知っとる」
かるく苦笑いのあ〜ちゃん
違うんだよ。伝えたいのはそこじゃなくて…
「じゃあさ、あ〜ちゃん好きなのは?」
そう、あ〜ちゃんを好きなんだよ
「ぇ…?…何で、そんなこと、聞くん?」、
「え?あ〜ちゃん知らんじゃろうなーと思って」
きっと知らないよね?
あたしも、気付いたばっかりなんだもん
ずっと戸惑いながら、あたしの顔を見下ろしているあ〜ちゃんを
ギシ…
ベットへ押し倒して、見下ろす
本気、、だから…
戸惑うその瞳にもう一度
「あ〜ちゃん…好きだよ」
そう言って唇を重ねる
あたしの想いが、ちゃんと伝わってくれるようにって…
「あたしも好き」
「うん、ありがとう…」
伝わってくれたら、嬉しいよ
—つづく—
最終更新:2010年02月19日 20:33