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今日は、なんだか気分がよくて
久しぶりに、お部屋のお掃除をした。
よい天気だったので、お洗濯もした。

はたはたと、そよぐ風になびく、洗濯物を眺めながら
ぱたぱたと、背中のちっさい羽を動かしてみる。


うん、ずいぶんと馴染んできた。

最初のころは、変な感じがしたよなぁ。
それは、別にヤな感じとかじゃなく
なんだか、くすぐったい感じで。。。


この羽も、も少し大きくなったら、
また、飛べるようになるかな?・・・なんて、ね。

黒い羽を得た時
白い運命も変わるのかな?、、、そう思ったけれど

残念ながら、それは淡い夢だった。


白はやっぱ、白で
ゆかは、やっぱり、
みんなより、“弱い”つくりらしい。


だって、ほら?・・・時間は確実に過ぎていってる。



—ピンポーン

チャイムの音で、そっと思考は止められた。

「はーい」
確かめなくったって、だいたいわかる。
だって、うちにくる人なんかしれている。

ガチャリ、、、ほら、ね?

「いらっしゃい、あやちゃん」
ほらやっぱり、ゆかの大親友のあやちゃんだ。
「めずらしいね、こんな時間に」
「うん、この近くで仕事があって、予定より早く終わったから…」
「そなんだ」
「ねぇ、あいつは?」
「あいつって、、、」
思わず苦笑い。どうも、あやちゃんは、のっちのことがお気に召さないらしい。
「仕事だよ」
ま、理由はなんとなく、わかってるんだけど、、、、さ。


「ま、あがってよ」
あやちゃんを部屋に通す。
「“クスリ”、今度持ってくるから。まだ、あるよね?」
「うん、大丈夫だよ。ごめんね、面倒なこと頼んで」
「そんなこと!・・別にいいんよ」

リビングのソファに並んで座る。
窓から差し込む光が、きらきらと、、、ほんとキレイだ。


「…調子は?」
「うん、、大丈夫、だよ」
「…ねぇ、別れろ、なんて言わないよ?けど、、、戻っておいでよ」
      • 白、のとこへ?
「…ちょっと、、、離れようよ?」
      • のっち、と?
「…だから、さ、、、別にのっちは、関係ないって」
「けどっ!・・・“チカラ”、失ったのは、、あいつのせいでしょ?」

「・・・どう、だろね…」

“違うよ”とは、言い切れなかった。
“そだね”とは、言いたくなかった。



けどね?

「ごめん、、、あやちゃん?」

これだけは、断言できちゃう。

「ゆか、今、すっごく幸せなんだ」

「・・・」

「のっちと離れたら、ゆかは、死んじゃう」

「けどっ!」

「どうせ、いつか消えちゃうのなら
 ゆかは、のっちのそばで、消えてなくなりたい」


これは、エゴだ。


あやちゃんも、、、、そして


大好きなのっち、も


傷つけることにしかなんないのに・・・


けど、ゆかは


この想いを止める術を知らない。



だって、初めてだったんだ。


初めて、ちゃんと、ゆかのことを認めてくれた人。


のっちがいなきゃ、、、

のっちに出逢わなきゃ、



ゆかは、生まれてきた意味も

生きてる幸せも、わからないままだったよ。







最終更新:2010年04月05日 21:17