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Side K

「ゆかちゃん」
「あぁ、のっち…」
帰る前にのっちから声を掛けられた

「ちょっと、話したい事があるんけど」
「ちょうど良かった。私も」
きっと内容は同じコト

日本に戻ってきて、これから武道館へ向けて本腰を入れて準備に入るという、そんな最中
あ〜ちゃんからのっちとの事を聞いた

『のっちは大丈夫になったよ』って…だからずっと続いていた関係も終わった…て
あ〜ちゃんは?って聞いたら『のっちが大丈夫なら大丈夫w』なんて、私を心配させないようにしてるんでしょ?

…上海で『幸せ』って言ったあ〜ちゃんの顔を思い出したら、なんとも言えない気持ちになった

のっち…
何でよ?
あ〜ちゃんのこと好きって言ったじゃん
なのに何で手放すの?
ちゃんと、説明してよ



「あ〜ちゃんのことなんじゃけど…」
「うん、私も…」
「そっか…、じゃあ、あ〜ちゃんから聞いとるんじゃね」
「うん…。じゃけぇ、なんでなんか聞きたいんよ。あ〜ちゃんこと好きになったんじゃろ?なのに何で離れるんよ?」
「好きじゃけぇ、、今までの関係は、終わらせないけん」
「でも!すぐに、ちゃんとした関係になったら良かったんじゃないん?」

確かに、二人の関係が始まったのは、私の事があったからだけど
今は、お互い好き同士なんだから、それで良いはずでしょ?

「気持ちが、変わるのが、、怖いんよ…。それで、あ〜ちゃんを悲しませたく、ないから…」
「そんなん考えとったら、キリないじゃろ…」
まぁねwって苦笑いののっち



「でも…決めたんよ…」
「ぇ?」
「この先、、ずっと、あ〜ちゃんを想っていられたら…もう一回、あ〜ちゃんに気持ち、、伝えるって、そう決めたんよ」
「のっち…」
本気の、のっちだ…
こうなったら、誰も止められないんだよね

「ああ、でも、それまであ〜ちゃんが想っとってくれるとは限らんけどw」
「何、言っとるんよ?あ〜ちゃんはのっちだけじゃろ。あ〜ちゃんの気持ち甘くみたらいけんよ」
「だと、ええんじゃけどw」
あ〜ちゃんが、どれくらいのっちの事を想ってると思ってんのよ


「…でさぁ。お願い、なんじゃけど…」
「なんよ?」
「きっとあ〜ちゃんに、、今、辛い思い、させとるけぇ…。助けて、あげてほしいんじゃけど…」
なんだ、、そんなの…
「そんなん、言われんでもするわ」
「はぁ〜、良かったぁw」

心底安心したようなのっちの顔…
そっか、ちゃんと大切に思ってるんだ
なら、どれくらい掛かるか分からないけど、私もその本気に付き合うよ
のっちの代わりにはなれないけど、あ〜ちゃんの側に居るくらいは出来る


「あの、さぁ…」
「ん?」
「ゆかちゃんはさ…気持ち、伝えないん?」
「なんでよ?」
「だって、好きなんじゃろ?」
「…言ったって、あ〜ちゃん困らせるだけじゃ」
「今は、、チャンスじゃろ?」

それ…私があ〜ちゃんに言ったのと同じ
やっぱ、似てるわw

「私はね。のっちの隣で笑っとるあ〜ちゃんが、一番好きじゃけぇ」
「その隣が自分だったらって、思わん?」
「ぇ?」

思わず、想像してしまった…
私の隣で笑う、あ〜ちゃん

「…今、想像した?」
ニヤッとしながら、のっちが聞いてくる
「な、何なんよ?」
「wいや?今のイイ顔じゃな〜思って?」
「はぃ?」
「顔、ふにゃってなってたw」

あ…
緩んじゃってた?



「一緒にさ、改めてスタート、しようよ
あ〜ちゃんがあたしを好きとか、関係なしに…ゆかちゃんとは、もっとフェアーにいきたい」

「言ってくれるねぇw」
「だって、ゆかちゃんのことも好きじゃけぇw」
「私だって、のっちのこと好きじゃよ」
たく、、こんな時に優しいんだから…

「へへwじゃあ、これからしばらく、、あ〜ちゃんお願いね?」
「っていうか、それじゃぁ、私の方が有利なんじゃないん?」
「あたしの方が、今までずっと一緒におったもん。それくらい当然じゃ」
「あ〜、なるほどねw」



あ〜ちゃんに気持ちを伝える…

のっちと約束したけど、それには条件がある
のっちには言ってないけど、私の中での条件
それは…

あ〜ちゃんが、のっちを好きでいるうちは、絶対しない
そんなことしたら、もっとあ〜ちゃんを苦しめちゃうから
のっちが、私に振られたこと
きっと、責任感じちゃうだろうから

だから
あ〜ちゃんの気持ちが、のっちから離れること

どれくらいの確立があるのか分からないけど
それが…

私の中の条件


—つづく—






最終更新:2010年04月05日 21:18