目が覚めると昨日の状態のままだった。

(昨日、そのまま眠っちゃったんだ。)

「あれっ??」

(昨日の紙がない。どこかに飛んだのかなぁ?)

部屋の中を探して見たけれども、昨日の紙は見つからなかった。

「変だなぁ〜、昨日からなんかおかしいなぁ。」

昨日のあったことを考えていると、

ぐぅぅ〜 とお腹が鳴ってしまった。

(お腹空いたなぁ、昨日ライブ後からなにも食べてないしな。コンビニで何か買ってから考えよう。)

そう思い、ケ─タイと財布を持って外に出ようとすると、

「寒ッ!!!」

もう3月というのに外はビックリするほど冷えきっていた。





(あぁ〜寒い。)

早く寒さをしのごうとコンビニに入ると、雑誌のコ─ナ─に昨日のあの子が立っていた。

(あっ、昨日の子だ!!昨日の紙ってイタズラじゃなくて本当だったんだ。それにしても、相変わらず可愛いなぁ///)

と、感心していると、向こうもこっちに気づき近づいて来た。

(ヤバっ!!!結構見とれてたから変な人と思われたかも、、、)

どうしようか1人で焦っていると、

「あの〜、昨日助けてくれた人ですよね?」

「、、ふぇ!?!?あっ、そうれす。」
(あぁ〜、、キョドってるし噛んじゃってるし最悪だ。)

と1人で落ち込んでいると、

「昨日は本当にありがとうございました。今日お礼がしたくて、此処に来たら会えるかなぁって思って待ってたんですよ。」

「そうなんですか。」

(この子も会いたいと思ってくれたんだ///)

人見知りで素っ気なく接してしまうが、内心はスッゴい嬉しかった。

「迷惑でしたか、、?」

返事が素っ気なかったからか、彼女が不安そうに聞いてきた。

「ぜ、全然大丈夫です。」

「良かったぁ。」

彼女は安心したようで、ふわっと小さく笑った。

(ッ///)

「私、西脇綾香っていいます。」

「お、大本彩乃っていいます。」


....to be continue





最終更新:2010年04月05日 22:05