Side A
のっちが告白した後、急に重くなって
「ちょとのっちっ、わw」
それを支えきれなかったあたしは、玄関でのっちに襲われちゃってますみたいな体勢に…
てか、今気付いたけど、、のっちお酒クサ!w
酔った勢いとか…もう、のっちのばか!
「ちょっ、あ〜ちゃん!大丈夫?」
大ちゃんが、床に倒れた音を聞いて、来てくれた
「うんw大丈夫なんだけどwコレ、どかしてくれる?」
そう言って寝息を立てているのっちを指差すと
「お、おう」
大ちゃんがのっちをお姫様抱っこして、ソファーまで連れて行ってくれた
なんかちょっと可笑しいw
のっちに毛布を掛けて一段落
「はぁ〜、ったく、気持ち良さそうに寝やがってよー。コイツはなにしにきたんだよ?」
「あ、、」
「ん?」
そうだった
「あの〜ね?大ちゃん」
「どうした?」
「ごめん、先約できちゃった…」
そう言いながら、のっちの指輪がついている左手を見せた
「あ、ぁあーー!!そこぉ!!」
大げさなくらい驚いて
「あはは…」
「マジかよぉ、、オレの予約が…」
シュンとしちゃった
「ごめんね?やっぱり結婚の話、断らせて、下さい」
大ちゃんに向かって深く頭を下げてお願いする
大ちゃんの返事を待ってると、おっきな溜息が聞こえてきた
「…はぁ〜、やな予感はしてたんだよな〜」
「え?」
「あー、ほら、のっちと中学一緒って話はしただろ?」
「うん」
「その頃からさ、オレの好きになる子って、のっち好きな子多くてよ、それで振られてたからさwなんか知らねぇけど、コイツ女子にモテてたんだよ」
「え、そうなの?」
「マジだぜこれ?だからさー、あ〜ちゃんは大丈夫だと思ってたのに、大学来たらのっち居るだろ?オレ超必死だったもんw」
そういえば、のっちと話してると大抵大ちゃん間に入ってきたり、遠くから呼ばれたりとか…
そういう理由があったんだw
「のっち見てたら、コイツぜってーあ〜ちゃん好きだなって思ったし、あ〜ちゃんは最近やたらのっちの話してくるしでwホントまいっちゃったよw」
「え、そんなにのっちの話してた?」
「してたしてたw」
「あぁ、ごめん、、」
自分で全然気付かなかった
「ああw良いの良いの。だから、ポロポーズしてオッケー貰っちゃえば、こっちのモンかな〜ってwでも、さすがのっちだよな。来るタイミングが絶妙過ぎw天然の成し得る技だなありゃw思いっきり邪魔されちまったよw」
「ふふwそうだね?」
「でもさー、、ホントに良いの?同性じゃ、あ〜ちゃんの夢…」
「うん、そうだね。それは、無理だよね」
「後悔、、しない?」
「ふふw、、うん、その夢は叶わないけど…」
かなり、残念だけど…でもね?もっと大切な夢があるの
「好きな人とずっと一緒にいたい、っていう一番の夢は、のっちが良いなってw」
「…そっか…そう言われたら、オレ何にも返せないわw」
「ホントにごめんね?大ちゃんからいっぱい大事にして貰ったのに、こんな形になっちゃって」
「まぁ、しょうがねぇよ!恋愛って何が起こるか分からねぇってことだろ?」
「もうw相変わらず優しいね?」
あたしがそう言うと、大ちゃんの目がユラッと揺れて、ぎゅって抱きしめられた
「ホントは、渡したくなんて、ねぇんだからな?」
「ぅん」
「幸せになんなかったら、許さねぇぞ…」
「ぅんw」
さすがに2年の付き合いだから、それなりに情は心に残ってる
それが全部これからのあたしを作っていくんだ
しばらくの沈黙の後
「んじゃ、オレ行くわ」
玄関に向かう前に、ふっと振り返りソファーで寝てるのっちにデコピン
「んぐっ、、」
ちょっとしかめっ面になったけど、起きる気配はない
「たく、幸せそうに寝やがってw」
そのまま大ちゃんに付いて、玄関に見送りにいく
「大ちゃん。今まで、ありがとぅ」
「オレの方こそ、2年もありがとな?すげぇ幸せだったw」
「ぅん」
「、、じゃ」
「あっ、そだw」
一度ノブに手を掛けて、思い出したように振り向いた
「ん?」
「オレしばらくフリーだから、やっぱのっちないわー思ったら、いつでも言えよ?な?」
冗談ぽく言う大ちゃん
「ふふwわかったw」
「んwそいじゃ、また大学でなー。ばいばーい」
「またね〜」
元気良く手を振って、玄関を出て行く大ちゃん
泣きたいの我慢して、最後まで優しさは変わらず、、こういう所が大ちゃんの魅力なんだよね
ホント、ありがとぉ、、
部屋に戻って、ソファーに眠るのっちを眺めながら、その髪を撫でる
あたしは、のっちのどこに惹かれたんだろ?
ん〜、、よく分かんないやw
ただ…
のっちと歩く未来も悪くないな〜って
イメージ出来ちゃったっていうか、なんていうか…
ほ〜んと、幸せそうな顔しちゃってw
あたしが撫でてるの分かってるのかなぁ?
あ〜wどうしよ?
よく分かんないけど
なんか急に愛しさが溢れてきたよw
—つづく—
最終更新:2010年04月05日 22:50