お互い名前を教えあった後、軽い自己紹介をした。

そこで分かった事は、彼女は同じ広島出身で同い年で同じ大学に通っているそうだ。

『意外と共通点多いですね』

「そうですね♪」


彼女は終始ニコニコしていて、やっぱり可愛い。


「同い年ですから、敬語使わなくていいですよ。」

『じゃあ、そっちも』

「分かった♪じゃあ…のっちって呼ぶね。」

『のっち...?』

「うん。彩乃だから最後の音をとってのっち♪」

『う、うん』



まさか、会って10分であだ名を付けられるとは思ってなかった。今まであだ名なんてつけてもらったことなんてなかったから、嬉しいようなくすぐったいような変な感じがした。


「だから、のっちもあ〜ちゃんって呼んでね」

『うん』

「もしかして、馴れ馴れしかった…?」

私がずっと無愛想に返事をしていたので、あ〜ちゃんが申し訳なさそうに聞いてきた。

『いえっ!!何て言うか、、、人見知りなんで…』


私が人見知りであることを言うと彼女はホッとしたらしく、出会ったときのようなふわっとした天使の笑顔で笑った。




(可愛い///)

「良かった〜さっきからずっと素っ気なかったから迷惑かなって不安だったんよ」

『なんか、すいません』

「さっきから敬語に戻ってる〜!!」

『ご、ごめん』

「噛んでるし(笑) 別に謝らんでいいよ、ねっ♪これから時間ある?」

『えっ?大丈夫だと思うよ』

(ちょうど大学も休みだし。)

「じゃあさ!あ〜ちゃんと遊びに行かない?」

『えっ!?』

「ダメ?」

『い、いいよ』


あ〜ちゃんの勢いに少し押されながらも、あ〜ちゃんと出掛けることになった。



....to be continue







最終更新:2010年05月17日 20:43