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「ただいまぁ」
「おかえり」

どんなに帰りが遅くなっても
出迎えてくれる人がいる生活になってから
どれくらい経ったのだろう?


リビングをのぞくと
彼女は、いつものようにゲームをしていた。


一緒に暮らすようになって
出した彼女の条件は
“帰ってこないときは、きちんと連絡して”
だった。


だから、連絡をしないときは
どんなに遅くなっても、「おかえり」と言ってくれる。



「ご飯は?」
「もちろん食べてきたよ」
「だよね…あ、お風呂わいてるから」
「うん、ありがとう」

「うん」
そう言って、彼女はTVの電源をおとした。

軽く暗くなる部屋。


のそのそ、自分の部屋に向かう彼女を呼び止める

「ね、のっち」
「ん?」
「明日は、一緒にご飯たべよ?」
「うん、、、わかった。おやすみなさい」
「おやすみ」


パタン。

扉の閉じる音が、やけに鼓膜に響いた。


なんで、あんな
やさしくて、困ったような顔するんよ。


それより、どうして

のっちは、あたしと一緒に暮らしてるんだろう?




最終更新:2010年05月17日 21:28