◆C-side◆
しばらくすると、のっちとお姉ちゃんが帰って来た。
「ごめんちゃあぽん!のっち…あ〜ちゃんだと思ってエエエエッチな事したりして…」
頭を下げるのっち。そっかぁ入れ替わってる事、知ったんだ。だとしたら、なんでのっちが謝るの。悪いのはあたしだ。のっちを騙して、お姉ちゃんを騙して…。
「のっちも反省しとるから、許してあげてちゃあぽん。それに騙そうとしたうちらも悪いし…ね?」
のっちを庇うお姉ちゃん。そののっちを見つめる目は、凄く愛に満ちていた。やっぱり、お姉ちゃんの王子様はその人なんだね。
「…うん、」
幸せなんだね二人は。あたしの目には、二人の左手の小指に赤い糸が繋がっているのが見えた。
「運命の人って…いるんだね」
二人に聞こえない様な声でそっと呟いた。悔しいけど、お似合いだよ。
◆N-side◆
それから、のっちはあ〜ちゃんの部屋で、二人はちゃあぽんの部屋で寝る事に。…あ〜ちゃん、なんだかんだ言ってのっちを警戒し過ぎだよ。
「入って来たら殺すから」
そう冷たい目で見られた日にはもう…のっち黙って寝るしかなくないですか?あー…本当に付き合ってるのかなぁ。
それにしても、姉妹同士で体が入れ替わるなんてね。見た所、普通にお風呂入ったりトイレしたり。のっちの時は目隠しとかして、そりゃもう鉄壁のガードだったのに…。
姉妹だからってのも分かるけどさ。分かるんだけど…ちゃあぽんが羨まし過ぎる…。のっちもあ〜ちゃんの色んな所…ハッ、ダメだダメだ、また鼻血出ちゃうよ。
でも良く考えるんだのっち。キスとかしちゃったけど、ちゃあぽん嫌そうじゃなかったよね?つまり、ちょっとくらいなら……良い、かも…。
ちゃあぽんにはあ〜ちゃんに言わないようにアイスとかお菓子とかで口止めしてさ。土下座して頼んだら少しくらい…。
いやいやダメだよ!ちゃあぽんはあ〜ちゃんの妹なんだからさ…そんな事、言えないよ。でも、少しくらいなら…。いやダメダメダメダメ!
静かな部屋で悶え転がっていると、壁がドンドン鳴った。隣の部屋のあ〜ちゃんかも。
「のっちうるさい!」
あ、あ〜ちゃんだ。怒られちゃった。はいはい寝ますよ。明日学校だもんね。
「…おやすみ、あ〜ちゃん」
小さく呟いて目を閉じた。本当だったら今頃、あ〜ちゃんと…。はぁーあ、切ないなーのっち。
◆2-9:End◆
最終更新:2008年10月12日 19:35