さっきの頭痛が気になったが、あ〜ちゃんを待たせているので急いでシャワーを浴びて準備をした。

「お待たせ」

『けっこう早かったね』

「自分が待つのは嫌いじゃないけど、人を待たせるのはあまりすきじゃないから」

『そうなんじゃ。のっちってクールなんかなって思ったら全然違うよね。なんか意外。』

「そうかな?そうゆうのを表に出すのが苦手なんだよ。」

『本当は行動力あるし、優しいし。…めっちゃ噛むし(笑)』

「って、、それって褒めてるの?(笑)」

『けっこう褒めてるつもり(笑)』

「じゃあ、素直に受け取っとくよ(笑)」





あ〜ちゃんとたわいもない会話をしながら家を出て、駅に向かって歩いていると、


(あっ、ここって)


おばあちゃんを助けた横断歩道の近くに来ていた。

「そういえばさぁ、あ〜ちゃんと最初会った日に、あ〜ちゃんと会う前にすぐそこの横断歩道でおばあちゃんを助けたんだよね」

『へぇ〜凄いね!!その後おばあちゃんとはどうなったの?』

「分かんない。助けたと思ったら居なくなってた」

『なにそれ!?!?もしかしてそれってのっちの夢なんじゃないの』

「そうなのかなぁ。ちゃんと助けたと思ったんだけ、、、」

ズキッ…

(痛っ...)

信号まで来ると頭に激痛が走った。


(何これ。ヤバいかも)


痛みに耐えられなくなりその場にしゃがみこんでしまった。


『のっち!?!?どうしたん!?!?』

「頭が…」

『頭?頭が痛いの!?大丈夫!?』

(あ〜ちゃん大丈夫だから、そんな顔しないで…。)

あ〜ちゃんのビックリしたような心配したような何ともいえない顔を見ながら、意識を手放した。


....to be continue





最終更新:2010年11月06日 01:31