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◆C-side◆

朝目が覚めて一階に降りると、あたしの姿のお姉ちゃんがキッチンで朝ご飯の仕度をしていた。
時計を見るといつもお母さんが起こしてくれる時間と同じくらい。あたしの体内時計もかなり良い感じだ。
「ちゃあぽん起きたんだ、おはよう」
「おはよう」
エプロンして、お母さんみたいなお姉ちゃん。うーん体はあたしなんだけど、妙な貫禄を感じる。さすがだね。
「もうすぐ出来るから、のっち起こしてきて」
「はーい」
やった!のっちの寝顔、可愛いだろうな〜。

◆N-side◆

「のっち、起きて」
愛しのあ〜ちゃんの声で目が覚めた。そうだ…のっち昨日泊まりに来てたんだ。
「朝だよ、のっち」
そう言って肩を揺らすあ〜ちゃん。可愛いな〜もう。だけど違うでしょうが。恋人を起こすんだったら、お約束のアレをしてくれないと。
「のっち?起きてよ、ご飯出来てるよ」
「あ〜ちゃん…」
のっちは寝ぼけ風に甘えた感じで、あ〜ちゃんの腕を掴んで引き寄せた。ビックリするあ〜ちゃん。
「のっち…?」
「…おはようのチュウは…?」
そう言うと、あ〜ちゃんは顔をほんのり赤くした。ヤバい可愛い。襲いたい。


「え、でも…」
あ〜ちゃん、オロオロ。何を困っているのさ。早くチュウしないと遅刻しちゃうよ。って、のっちが原因なんだけどさ。
「あ〜ちゃん…早く…」
のっちは目を閉じて、唇を尖らせた。いわゆるキス顔ってやつ。
早く、早くその柔らかいマシュマロみたいな唇を、のっちの唇に…さぁ早くあ〜ちゃん!
「朝から何をしとるんじゃー!!」
バシコーン!と頭に恐ろしい程の衝撃が。気を失い…かけた。痛いってもんじゃない。
「…〜〜っ!!」
痛過ぎて言葉にならない。目を開けるとそこには、閻魔様みたいなちゃあぽんがいた。エプロン着けて、ちょっぴり新妻風。
その時、全てを思い出した。そうだ。ちゃあぽんとあ〜ちゃん、入れ替わってたんだ。つまりのっちが今おはようのチュウをねだったのは、ちゃあぽんだったんだ…。
「あ…ああ…ごめんなさい…」
ブルブルガタガタ。殺される。閻魔様に殺される。殺気が半端無いよ。
「ち、ちゃあぽん助けて…って居ないぃ!」
助けを求めようと部屋を見渡したが、姿は無かった。嗚呼、のっち絶体絶命。お許し下さい…のっち寝起き悪いじゃん?ね?


今日も西脇家に爽やかな朝が訪れました。



◆2-10:End◆






最終更新:2008年10月12日 19:49