授業が終わり下校時間となった。

樫野の両腕を西脇と大本が絡み、3人は樫野の自宅へと向かう。

「ゆかちゃん愛してる」
「ゆかちゅわ〜ん!大好きれす!」

両サイドの2名は樫野に愛情表現をたっぷりしている。

外にもかかわらず人目をはばからない。

通行人はずっと3人をチラチラと見ている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

樫野の自宅に着き、樫野はにっこり笑い2人に言った。

「2人とも、ゆかを心から愛してるならゆかの言うことをなんでも聞きなさい!」
「「はいっ!」」

樫野は女王様のようだ。
2人は樫野に心を奪われ完全に下部と化している。

「じゃああ〜ちゃんは肩揉んで。のっちは脚のマッサージをお願い」
「「よろこんで!」」

樫野の指示通りに2人は動く。

「ゆかちゃん?あ〜ちゃんの肩もみ気持ちええ?」
「気持ち良いよ。あ〜ちゃんの指に触れられてるから最高じゃ」
「ねえねえ、ゆかちゃん!?のっちの脚マッサージはどう?」
「のっちの指がエロくていい気分!」

樫野はご機嫌だ。
樫野は次の注文をする。

「あ〜ちゃんはゆかを膝枕して耳掃除をお願い。のっちはゆかの足の爪を切って」
「「了解です!」」

西脇は豊満な自慢の太ももに樫野の頭を乗せて、綿棒をやさしく入れた。
大本は慎重に樫野の足の爪を切る。

「ゆかちゃんの耳の穴はキレイじゃ!」
「ありがとうあ〜ちゃん」
「ゆかちゃんの足の爪…食べたい…」
「何か言った?」
「いえ…何も…」

大本の思考回路は相変わらずだ。

「ゆかお腹空いたな〜。2人の手料理が食べたいな〜」
「あ〜ちゃんが特製のカレーを作るけぇ!のっち手伝って!」
「もちろんれす!」

西脇と大本は台所に立ち、調理を始めた。

冷蔵庫の中にあるものだけでのカレー作りが始まる。

しばらくしてカレーが出来上がった。

「あ〜ちゃんとのっち特製のカレーよ。めしあがりんさい!」

西脇は得意のドヤ顔で樫野に差し出す。

「美味しい!凄いよあ〜ちゃん!」

樫野は大喜びだ。

3人での楽しい夕食の時間となり盛り上がる。

後片付けが終わった後、樫野は風呂のスイッチを入れた。

(ニュヒヒ…これからが本番よ!)

樫野はお得意の小悪魔スマイルで、次に実行しようとしている妄想を繰り広げた。

樫野の暴走劇が始まろうとしていた。

つづく。




最終更新:2010年11月06日 01:57