授業が終わり下校時間となった。
樫野の両腕を西脇と大本が絡み、3人は樫野の自宅へと向かう。
「ゆかちゃん愛してる」
「ゆかちゅわ〜ん!大好きれす!」
両サイドの2名は樫野に愛情表現をたっぷりしている。
外にもかかわらず人目をはばからない。
通行人はずっと3人をチラチラと見ている。
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樫野の自宅に着き、樫野はにっこり笑い2人に言った。
「2人とも、ゆかを心から愛してるならゆかの言うことをなんでも聞きなさい!」
「「はいっ!」」
樫野は女王様のようだ。
2人は樫野に心を奪われ完全に下部と化している。
「じゃああ〜ちゃんは肩揉んで。のっちは脚のマッサージをお願い」
「「よろこんで!」」
樫野の指示通りに2人は動く。
「ゆかちゃん?あ〜ちゃんの肩もみ気持ちええ?」
「気持ち良いよ。あ〜ちゃんの指に触れられてるから最高じゃ」
「ねえねえ、ゆかちゃん!?のっちの脚マッサージはどう?」
「のっちの指がエロくていい気分!」
樫野はご機嫌だ。
樫野は次の注文をする。
「あ〜ちゃんはゆかを膝枕して耳掃除をお願い。のっちはゆかの足の爪を切って」
「「了解です!」」
西脇は豊満な自慢の太ももに樫野の頭を乗せて、綿棒をやさしく入れた。
大本は慎重に樫野の足の爪を切る。
「ゆかちゃんの耳の穴はキレイじゃ!」
「ありがとうあ〜ちゃん」
「ゆかちゃんの足の爪…食べたい…」
「何か言った?」
「いえ…何も…」
大本の思考回路は相変わらずだ。
「ゆかお腹空いたな〜。2人の手料理が食べたいな〜」
「あ〜ちゃんが特製のカレーを作るけぇ!のっち手伝って!」
「もちろんれす!」
西脇と大本は台所に立ち、調理を始めた。
冷蔵庫の中にあるものだけでのカレー作りが始まる。
しばらくしてカレーが出来上がった。
「あ〜ちゃんとのっち特製のカレーよ。めしあがりんさい!」
西脇は得意のドヤ顔で樫野に差し出す。
「美味しい!凄いよあ〜ちゃん!」
樫野は大喜びだ。
3人での楽しい夕食の時間となり盛り上がる。
後片付けが終わった後、樫野は風呂のスイッチを入れた。
(ニュヒヒ…これからが本番よ!)
樫野はお得意の小悪魔スマイルで、次に実行しようとしている妄想を繰り広げた。
樫野の暴走劇が始まろうとしていた。
つづく。
最終更新:2010年11月06日 01:57