ピピピッ…ピピピッ…
風呂が沸いたことを告げるアラームがなった。
「みんな〜お風呂沸いたから入るよ〜」
樫野が2人に告げる。
「みんなはもちろんゆかと一緒にお風呂に入るよね〜?」
「もちろんじゃ!」
「もちろんれす!」
西脇も大本も元気よく返事をした。
催眠術の効果は高い。
「じゃあ早速行こうか」
樫野は2人を連れ、風呂場の前の脱衣所へと向かう。
「さあ、お風呂に入るから服を脱ぐよ」
樫野がそう指示すると西脇と大本は脱ぎだした。
「ゆかも脱がなきゃ」
樫野も服を脱ぎ、3人は全裸になって風呂場へと入る。
3人は少々窮屈だった。
ちなみに樫野は風呂場にもかかわらずメガネをかけたままである。
催眠術で2人を操るためであろう。
「みんなで背中の洗いっ子しよう☆」
樫野が提案した。
前から大本、樫野、西脇の順に座り、樫野が大本の、西脇が樫野の背中を洗う。
ゴシゴシゴシ…
「どう?力加減は大丈夫?」
樫野の背中を流している西脇が樫野に尋ねる。
「とっても気持ちええよ」
樫野が返す。
「あの〜ゆかちゃん?」
「何?」
「なんでゆかちゃんはあたしの背中を素手で洗ってるの?」
大本が樫野に問いかけた。
「体を洗うタオルは一枚しかないの。その一枚はあ〜ちゃんが使っとるけ」
樫野はやさしく素手で大本の背中を洗いながら答えた。
「ねぇゆかちゃん?さっきからゆかちゃんの指使いがいやらしいんだけど…?」
「ニュヒヒ。気のせいだよ」
樫野は大本の背骨を指先で撫でるように洗っている。
「ここもキレイにしなくちゃね☆」
「ぁんっ!」
樫野は大本の腰に触れた。
大本が声を上げる。
「ねえあ〜ちゃん。一緒にのっちの体洗おう」
「ええよ〜。ゆかちゃんの言うことはなんでも聞くけえ」
「じゃああ〜ちゃんはのっちの体を押さえつけて」
「OK」
西脇は樫野の指示通りに大本を羽交い締めにした。
大本は風呂場の床に体育座りをしたような格好になった。
言うまでもなく大本の両腕は後ろに回り、西脇に固められている。
「のっちぃ。ゆかの言うことはちゃんと聞くんだよね?」
「もちろんれす!」
「じゃあ大人しくしていてね」
樫野のさらなる暴走が始まった。
つづく。
最終更新:2010年11月06日 01:58