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「もう、それでいいじゃん?」


そんな一言から始まった、フシゼンなコイビトカンケイ。


なにもなかったように、一緒に暮らしている。
もちろん、かわらず、部屋は別。
けど、たまに、ゆかちゃんが、のっちのベッドに潜り込んでくる。。


「ほんとに、いいの?」

ゆかちゃんに、ムリはさせたくない。
てか、ムリは似合わない、から、、、

だから、あの日、何度も聞いた。
今も、たまに聞いてしまう。


「んー、スキンシップって、、大切、だけど、さ。。
 そいうの、だけじゃないと思うんよね」

「て、きっと、ゆかが言っても説得力ないんだろけどw」


「フシゼン?、、かも、ね。
 でも、こんなにお互い求めあってんだから、
自然にいれるわけないじゃん?」



「2人で、フタリだけの、カンケイ、、築いたらいいんじゃない?」



まだ、ちょっと信じられないんだけど
のっちとゆかちゃんは、コイビト同士で
なんだか、怖いくらい、うまくいっている。




日付が少し変わってから、始まる
最近お気に入りの、お笑い番組。

でも、今夜は、おもしろいかどうか、よくわかんない。


んー・・・そろそろ、、かな?

壁にかかった時計とにらめっこ。


ガチャリ。


あっ。


「ただいまぁ」

よかった、、、約束の時間に帰ってきてくれた。


「おかえり」


ドン。

ソファに横たわるのっちに、落ちてくる困ったお姫様。

そのまま、のっちのこと、ぎゅぅっとして


「のっちぃ、さみしかったぁ?
 いい子で待ってたぁ?」て。

とても、ご機嫌。

「…けっこう、飲んだの?」

大好きな香りに、アルコールの匂い。

「んー、、そんなこと、ないよ?」

ふにゃっとした笑顔で見下ろされる。
くしゃくしゃって、髪を撫でてくれる。

「眉、ハになってる、、、さみしかった?」

「んー、てか、、、落ち着かなかったっていうか、、、」
「浮気してるんじゃないかって?w」
「いやぁ、そうじゃなくって」
「うん」
「変な男に、ちょっかいだされてんだろうな、、、て、さ」


ふふって、笑ったかと思うと
また、ぎゅっとされた。

「しつこい人いたよぉ」

…やっぱりなぁ。

「けど」
「?」
「大好きな、かわいぃ彼女が
うちで待ってるからゴメンねって言ってきた」

「…、合コンで、それは、どうなの?」
「うん、企画した友達にも怒られちゃった」

やれやれ・・・・

「安心したって」
「ん?」
「顔に書いてるよ?」

顔を覗き込んできた、彼女はにやにやして

まいったな、何もかも、見透かされている。





「あれだけ言っておけば、もう無理やり誘われることないし」
「うん、、、、ありがと」
「んーん、、ごめんね」
「え?」
「ゆか、のっちの困った顔好きだけど
 のっちが嫌がることは、なるべくしたくないと思ってるんだ」
「…うん」
「矛盾してるよね?てか、言ってること、変か、、

「そんなことないよ。大丈夫。ありがと」


ぎゅっと抱きしめ返した。

「大好きだよ」
「うん、ゆかも大好き」


あぁ、困ったな。
すごく、幸せだ。


「のっち?」
「ん?」
「ゆか、とりあえず、お風呂入りたいんだけど」
「あ、ごめんごめん」

ふっと、腕の力を解いて、ゆかちゃんを解放する。

「ありがと。じゃ、入ってくるね」
「うん」
「ね?」
「うん?」
「今夜、一緒に寝よ?」
「へっ?」
「ダメ?」

そんな、上目遣いで、首を傾げながら言われたら

「ダメ、、じゃない、けど」

断れるわけない。

「けど?」
「…この前みたいに、暴走しない?」
「それは、わかんないっ」
「…」

「もぅ、冗談だって!」
ポンと、頭の上、大きなやさしい手のひらが降ってくる。
「だから、そんな顔しないでよ。。。言ったでしょ?」
「?」
「のっちが嫌がるようなことはしない、、て」

「うん・・・」

相も変わらず、困ってしまう。
かわいすぎるゆかちゃんに。
不甲斐ない、自分に。





「でも、さ」
「うん?」
「今晩、ずっと抱きしめていて、い?」
「っ、、、ぅん」


あぁ、のっち
絶対、今、顔が真っ赤だよ。

「やった!ありがとっ」

そう言って、浴室へ消えていった。


まいったな、、
だけど、こういうのも悪くない。


さてと、、、
あ、ご飯の予約まだだった。

キッチンへ向かい、
ポンと、炊飯器の予約ボタンを押す。



あぁ、、ダメだ、
顔がにやけてくる。

でも仕方ない。

たまらなく幸せなんだもん。


ほんと、相変わらず
フシゼンだなぁって思うんだ。
このカンケイって、恋人?て。

でも、、
うん、コイビトだ。

のっちたちは、間違いなく、フシゼンで幸せなコイビト同士。


End




最終更新:2010年11月06日 03:04