「うぅん…?あれ?もしかして寝てた!?」
大本はようやく目を覚ました。
西脇のバイブレータを使用し絶頂に達した後、気持ちよさでそのままトイレで眠ってしまったのだ。
「やばい今何時だろ!?」
ちなみに午前6時半だ。
大本はトイレから出た。それと同時に女性に悲鳴が聞こえた。
「キャー!泥棒!!部屋が…部屋が荒らされてる!」
悲鳴の主は西脇だ。
西脇が冷静さを失ってあたふたしている。
それもそうだ。いきなり朝起きたら部屋を荒らされていたら誰だってびっくりする。
昨晩大本が西脇の私物を漁り、そのまま便器の上で寝てしまったため片付けていない。
どうみても泥棒が侵入したようにしか見えない。
「パソコンが勝手に点けられてる…。クローゼットが荒らされてる…」
西脇はボサボサの寝癖のまま電話を手に取った。もちろん警察に通報している。
(ヤバい…大変なことになっちゃった…警察が来ちゃうよ!)
大本もあたふたしだした。
「なんなんよ!あ〜ちゃんの大事なおもちゃがトイレに置いてある!」
西脇は大本がトイレに置きっぱなしにしたバイブレータを発見した。
慌てて手に取る。
「何かおしっこ臭い…。泥棒はこれを使ったん!?女の人?もうわけがわからんわ!!」
西脇はトイレを拭いて、バイブレータを片付けた。
ピンポーン
「あ、警察の人だ」
西脇が玄関に向かう。
大本もそのあとをつけて行く。
ガチャ
「警察の者ですが」
「ありがとうございます。実は朝起きたら…」
大本はドアが開いた瞬間外に逃げ出した。
透明人間になると誰かがドアを開けてくれないと行き来が出来ない。
自分で開けると、鍵が勝手に開いた、ドアが勝手に動いたと大きな混乱が生じるからだ。
大本はそのまま駅に走り、改札を飛び越えて、電車に乗った。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
大本の自宅の最寄り駅に着き、駅を出た。
住宅街を歩き、ふと自分の体を目にすると大本は驚いた。
「え?なんで…!?」
大本は自分の体を見て驚愕した。
つづく。
最終更新:2010年11月06日 03:43