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4年くらい前


具合が悪いのは、今に始まったことじゃない。
ゆかだって馬鹿じゃないんだ。自分のことは自分が一番よくわかる。
パパとママには“お姉ちゃんたちには内緒にして”っていったけど。それも時間の問題だ。
本当の“お姉ちゃん”じゃないんだもん。
これ以上心配されたくないし、気もつかってほしくないよ。。




「…ただいま」


夜遅くに帰ってきたのっちは、左の頬を腫らして、唇の端を切っていた。
目は、泣いたみたいに、真っ赤だった。


「ちょっと、あんた!どしたん!!」
「…べつに。」
「ちょっと!べつに、じゃないでしょ?大丈…」
「大丈夫だよ!」


心配するあ〜お姉ちゃんを、のっちは振り払った。
ねぇ、あ〜お姉ちゃん。
ゆかには?
もしもゆかでも、心配してくれるの?
それとも、のっちだから?
妹だから心配するの?
本当の、妹、だから。。






「…のっち、、」


「………んだよ?」


ゆかがのっちを呼ぶたびに、めんどくさそうなのはなんで?


「どうしたの?」
「かんけーない」


いつもゆかに冷たいのは、妹、じゃ、ないから?


「…けんか?」
「……だったら?」


何も教えてくれないのは、妹、じゃ、ないから?


じゃあ……


「もしゆかがけんかしたら、のっち助けてくれる?」
「は?」


ねぇ。妹、じゃ、ないんだよ、ゆか。


「助けて、くれる…?」


あ〜お姉ちゃんも、のっちも、ゆかのお姉ちゃんじゃないんだよ。
二人は、知ってるのかな…。




「やだよ。」




…っつ、、!!




「のっち、お姉ちゃんじゃん!ゆかを助けてよ!」


気付いたらゆかはのっちに飛び掛かってた。


なんで助けてくれないの!?
助けてよ!!
のっち!ゆかを、、助けて、よ。。




最終更新:2010年11月06日 04:01