Side A
あたしが歌いだした瞬間
白い光が部屋中を覆いつくした
ピキピキッという音と、何かが砕ける音だけが聞こえて
次々と目の前に、“記憶”が飛び込んでくる
これは誰の記憶?
「これは…」
「“私達”の記憶」
私、たち?
「そう、私達4人の…」
4人?
「生きた、時代」
それは1000年前の…
『エレクトロワールド』
…
『キミは、あの子のことが知りたいのだろう?』
「あの子?」
『女王のことを』
「…うん。知りたい」
『ならば、最後の力でキミの願いを叶えよう』
「え?」
『…行ってきなさい』
その言葉と同時に、あたしの意識は記憶の中へと吸い込まれた
…
……
ようやく見えた窓からの風景は
初めて見る、雪のない世界だった
—エレクトロワールドへ—
最終更新:2010年11月06日 04:40