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カレンダーはめくるたび痩せていく。
キミも月が変わるたび痩せていったね。
だからあたしはカレンダーをめくるのが嫌いになった。

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睦月。
昨日降った雪のせいで道路がアイスバーン状態になってて、そこを自転車で走ってたら見事にこけた。
そのせいで左腕を骨折した。
生まれて初めて救急車に乗った。

入院は1週間って言われた。
学校を堂々と休めると思って嬉しかった。

あたしは特にすることもなく、ベッドに座って外の景色をボケっと眺めてる。
外は真っ白でつまんない。

お見舞いが来ないと入院ってこんなにも暇なのか。
こんなんだったら、学校の方がまだマシだと後悔。

昼寝でもしようかなってベッドに横になろうとしたら、カーテンが開いた。

「あっ。こんにちわw」

カーテンを開けた人はあたしと同世代くらいの女の子。
パジャマを着てるからここの入院患者なんだろう。

「看護師さんから同い年の女の子が入院してるって教えてもらったから来ちゃったw」
どうやらその子はあたしと同い年らしい。

「あっ。骨折で入院したんじゃねw」
その子はあたしが付けてるギブスを指でチョンチョンと突っつく。

「えっと・・・誰?」
「あぁ。ごめんなさいwあたし、西脇綾香。あ〜ちゃんって呼んで?」
「はぁ・・・」
「で、あなたは?」
「あぁ。大本彩乃。友達からはのっちって呼ばれてる」
「のっち!!なんか可愛いあだ名だねw」
「そう?」
「うん。ねぇ、ねぇ、のっち」
「はい?」
「友達になってくれない?」
「は?」
「あたしね、同い年の女の子の友達っていないんよ。ダメかな?」
「別にいいけど?」
「やったー!!よろしくね、のっちw」

これがあ〜ちゃんとの出会い。
まだ雪が降る寒い1月の頃。




如月。
左腕は完治。
無事退院。
だけど週3は病院に通っていた。

それはあ〜ちゃんに会うため。
あたしたちはすっかり仲良くなった。

あ〜ちゃんはとにかく気さくで、病院内のアイドル的存在だった。
入院してる小さい子たちの面倒をよく見ていた。
先生や看護師さんたちの信頼も厚かった。

とにかくあ〜ちゃんは元気。
本当に病気なの?ってくらい、病院内を歩きまくってる。

「ねぇ、15日って空いてる?」
15日はちょうど土曜日で学校が休み。
でもあたしは特別な予定はなかった。

「うん。暇だよ?」
「あんねー、その日あたしの誕生日なんよ・・・」
「ほえ〜。そうなの!」
「でね、病院のみんなが誕生日会を開いてくれるんじゃと・・・」
「うん」
「そこに、のっちも来てほしいな〜なんて思ったりw」
「わー!!行く行く!」
「ほんまに?やったーw超嬉しいっw」
クシャって笑うあ〜ちゃんを見て、こっちまで嬉しくなった。

15日、当日。
あたしはプレゼントにチェキを用意した。
前にあ〜ちゃんが欲しいって言ってた気がしたら。

誕生日会は小さい子たちが遊ぶフロアで行われた。
あ〜ちゃんは同じ患者さんたち、先生、看護師さんたちにプレゼントを貰って嬉しそうだ。

「はい。誕生日プレゼント。これでいっぱい撮ってw」
「わーありがとうwこれ欲しいって言ってたの覚えててくれてたん?」
「えっ?そうだっけwそんな事言ってたっけ?」
あたしは妙に照れくさくなってはぐらかした。

「ふふ。めっちゃ嬉しい。早速使ってええ?」
「うん。使って使って。フィルムも沢山買ったからw」
「ほんまじゃーw」

あ〜ちゃんはとにかく嬉しそうにチェキをいじくってる。

「記念すべき最初の一枚はのっちねw」
「えっ?あたしなの?一緒に写ろうよ」
「のっちの写真が欲しいけぇ。ほら、撮るよw」

パシャ。

「なーんで、そんな眉毛下がっとんw」
「だって、あ〜ちゃんがいきなし撮るからw」
あ〜ちゃんはあたしの写った写真をニコニコしながら眺めてる。
なんだかくすぐったい。

「これでのっちが来ない日でも寂しくないけぇ」

友達にそんなこと言われたのは、初めてだったからなんだかこそばゆいと思った2月。




弥生。
いつものようにあ〜ちゃんに『今から行くよ』メールを打つ。
返ってきたのはまったく想像してなかった内容だった。

『今日は来ないで』

行く気マンマンだったからかなりのショックだった。
あたしはしょげて返信しないまま学校に向かった。

「のっち、今日ひま?」
登校するとクラスの友達からお誘い。
一瞬あ〜ちゃんの顔がちらついたけど、断られて暇になったからな。

「うん。ちょうど暇になったとこ」
「んじゃ、カラオケ行こうよw今日ね駅前のあそこ四人以上で行くとフリータイム半額なんだ!」
「マジ!!いいねwてか、カラオケ久々だよw」
「そりゃそうだろ。だって、最近のっち付き合いわりーじゃんw」

そういえば、あ〜ちゃんと知り合ってからは友達と遊ぶ回数がガクンと減った。
久々に他の子と遊ぶのもいいかも。
あ〜ちゃんとは病院内でしか会えないから、カラオケとか出来ないし。

今日は思いっきり楽しんじゃえ!
友達四人とガンガン歌いまくって、気付くともうフリータイムが終わる夜の8時。

みんなと別れてひとり家路を歩く。
あんなにはしゃいだのになんだか虚しく感じるのはなんでだろう。
なにもない病院であ〜ちゃんとまったりしている時間の方が楽しかったな。

3月なのに夜はまだ肌寒い。




卯月。
あたしは高校三年生に進級した。
そろそろ進路を真面目に考えないといけない時期。

「のっちは進学?それとも就職?」
いつものように病院内の中庭のベンチであ〜ちゃんとおしゃべり。
「う〜ん。まだ決めてないw」
「なんかしたいこととかないん?」
「う〜ん。特にないかな・・・。でもまだ働きたくないから、とりあえずは専門か短大に行くと思うw」
「ふふ。そっか」
「ねぇ」
「うん?」
「あんね?実は前からずっと訊きたかったんだけど・・・さ」
「ふふ。なーに?」
「あ〜ちゃんっていつから入院してるの?」
「10歳よw」

マジ!?
それって人生の半分以上じゃん。

「治るの?」
「ふふ。治らんよ。なんかね、あたしの病気って特殊なケースなんじゃとw」

マジ・・・・で。
自分から訊いといてなんだけど・・・ショックだ。
後ろから頭をハンマーで叩かれた感じ。

「ごめんね・・・。辛いこと訊いちゃって」
「ううん。ええよw慣れとるしw」
「あ〜ちゃん見てて、あまりにも元気だからすぐ治る病気だと思ってたから・・・」
「あはは。それもよう言われるわw」

なんでそんなに明るいの?
10歳から入院生活で治らない病気と一生付き合っていかなくちゃならないのに。

「あ〜ちゃん!!」
あ〜ちゃんのお母さんが呼んでる。

「あっ。お母さん」
「もう!4時から検査じゃろ?」
「えっ!?もうそんな時間?」
「じゃあ、あたし帰るね」
「うぅぅ。もっとのっちとおしゃべりしたかったのに〜」
「ま、また明日来るからw」
「ほんまに?約束だからねw」
「うん。ちゃんと来るよ」
「じゃ、指きりげんまんね」
「うん」
あたしと指きりすると、あ〜ちゃんはひとりで院内に戻っていった。

「いつもありがとねw」
「いえ・・・」
あ〜ちゃんのお母さんにお礼を言われてしまった。

「あの子もう治らんのよ・・・」
「さっき・・・本人から訊きました」
「お医者さんが言うにはあの子の余命はとっくに過ぎているんよ・・・」
「え!?」
「年末にね、あと二ヶ月くらいですって言われたのね」
「それって・・・」
「あぁ。ちゃんと本人も知ってるわ」
「そうなんですか・・・」

自分があと二ヶ月で死んじゃうって宣告されるってどんな気持ちなんだろ・・・。
考えようとしても考え付かないよ。

「でもね、今年の初めにのっちちゃんに会ってから、あの子すごく元気になってね」
「え・・・」
「あの子、のっちちゃんとお友達になれたこと、とっても喜んでたのよ」
「はぁ・・・」
「あの子にとって、あなたは今までのどんな治療よりも、一番の特効薬なのねw」
「そんなこと・・・ないですよ」
「ふふ。これからもあの子と仲良くしてあげて下さい」
「あ・・・。はい」

今まで真剣に生きてなかった自分が恥ずかしく思えた4月。



皐月。
「変に気つかわんでねw」
あたしがあ〜ちゃんのお母さんに聞いたことをあ〜ちゃんは知っていた。

「ほら、美人薄命って言うじゃろw」
「・・・」
「えっ!?ここ笑うところなんですけどww」
あ〜ちゃんの自虐的なギャグはあたしには笑えなかった。

「なんか、あたしに出来ることあるかな?」
「だーかーらー。気つかわんでって言ったじゃろw」
「でもさ・・・」
「んじゃー、ずっと友達でおってw」
「そんなんでいいの?」
「いいよ」
「だってのっちと一緒にいると楽しいんだもん」
「そう?よく、何考えてるんだかわからないって言われるけど」
「あはは。たしかにそうかもwでも、あたしは落ち着くんよねwずーと、昔からの知り合いみたいな感じ」
「そう?」
「うん!!」

あ〜ちゃんが余命わずかって知ってる先入観なのか、心なしか少し痩せた気がするのは気のせいなのか。

あたしはあ〜ちゃんになにをしてあげられるだろう。

本当に一緒にいるだけでいいのかな?

晴れ渡る青空。
過ごしやすい5月。
初めて自分の存在を考えた。


水無月。
「えっ!こんな土砂降りの中来てくれたん!?」
「うん。・・・来ちゃったw」
外は大雨。
台風って言われても誰も疑問に思わないくらいの荒れ模様。

最近は来れる日は毎日の様に病院に足を運んでる。

「バカじゃね。こんな時くらい来なくてもええのに・・・」
あ〜ちゃんにタオルを貸してもらった。
「だって、早く渡したくて」
あたしはビチョ濡れのカバンからCDが入ったビニール袋を取り出した。
それはあ〜ちゃんが今ハマってるアーティストの新しいアルバム。
今日はフライング出来る日だから、学校終わってすぐCD屋に飛び込んだ。

「えっ!?これだけのためにわざわざ?明日でもよかったのに・・・」
「これだけって酷いなw少しでも早く聴けたらいいなって思って持ってきたのに」
「ごめん。あがとう、のっち」

その笑顔を見れただけで、あたしは嬉しい。

まだまだ梅雨が明けない6月。

自分の中の何かが変わったような気がした。


文月。
今日から夏休み。
あたしの予定は予備校とあ〜ちゃんに会いに行くことくらいしかない。

今日も予備校が終わると病院に向かう。
自転車を漕いでると携帯が鳴った。

一旦自転車を止めて電話に出る。

『おーい!のっちー』
『おぉ』
クラスの友達から。

『今何してんの?』
『自転車こいでた』

『なんだ・・・。どっか行くの?』
『んー。まぁ』

『てか、さ。あんた毎日どこ行ってんの?』
『え?』
友達にはあ〜ちゃんの存在を話してない。
なんとなく話したくなかった。

クラスの友達とあ〜ちゃんを同等に扱いたくなかった。

『なんかさ、今年に入ってぜんぜん遊ばなくなったじゃん』
『あぁ・・・』

『なに?彼氏でも出来た?w』
『・・・ごめん。急いでるからもう切るわ』

『はっ?なにそれ?・・・あんた友達なくすよ?』
『別にいいよ』
そう言ってあたしは電話を切った。

クラスの友達が全員いなくなっても構わない。
あたしは毎日あ〜ちゃんが元気にいてくれればそれでいい。

気付いたら蝉の鳴き声が響き渡ってる。
あ〜ちゃんの存在はあたしの中で特別なものになった7月。




葉月。
「花火大会行きたいな・・・」
「花火大会?」
「うん。ほらここ。毎年行ってみたいって思ってたんよ」
あ〜ちゃんはタウン誌の花火大会コーナーを指差す。

「あぁ。ここね。あたし去年行ったよ。綺麗だったけど、めっちゃ人すごかったw」
「えーいいな。行きたいな〜」
「・・・行く?一緒に」
「外出許可取れるかどうかわからん・・・」
「そうだよね・・・」
「お母さんに聞いてみるけぇ。オッケーだったら一緒に行こう」
「うん!」

日頃のあ〜ちゃんの態度と、比較的病状が落ち着いている為、外出許可を貰えた。

浴衣姿のあ〜ちゃんはとても可愛くてまるで天使みたい。
人ごみの中ではぐれないように手を繋いだ。
ドキドキした。

あ〜ちゃんは初めての花火大会だったらしく終始ご機嫌。
ちっちゃい子みたいに目をキラキラさせて、打ち上げられた花火を見ていた。

あたしはそんなあ〜ちゃんの横顔しか見てなかった。

暑いのは8月の気候のせいなのか。
それともまた別のなにかなのか。


長月。
「んー。ごめん、ちょっと横になってええ?」
「うん」

このところ、あ〜ちゃんの具合がよろしくない。
あ〜ちゃんは「夏ばてじゃ!」って言うけど・・・。

また痩せた?

「そーいえば、明日のっちの誕生日よね?」
「あぁ。そうだった。忘れてたw」
「18歳だね」
「うん」
横になってるあ〜ちゃんは辛そうに見える。

「のっち、ごめんね」
「ん?なにが?」
「プレゼント・・・。用意出来そうにないかも」
「そんなんいいよ」
「だって、あたしの時はくれたのになんか不公平じゃ」
「大丈夫だってw」
「じゃあ、あたしに何かしてほしいことある?」
「してほしいこと?」
「うん。肩叩きとか?w」
「・・・笑ってて」
「え?」
「あたし・・・あ〜ちゃんの笑顔が見れたらそれでいい」

恥ずかしいって笑うあ〜ちゃん。
あ〜ちゃんはあたしの太陽なんだからずっと笑っててほしい。

自分が生まれた9月。
最高の誕生日プレゼントをもらった。


神無月。
「キス・・・したことある?」
「え」

「ある?」
「あ、あるよ。そんくらい」
あたしは変な見栄が出ちゃって、本当はしたことないのに嘘ついた。

「いいな〜。どんな感じじゃった?」
「ど、どんなって・・・。別にフツーだよ」
「フツーなんよ?それが知りたいのに〜」
「な、なんだよ。突然、何言い出すのよw」
「だって、キスしてみたいんだもん」
「してみる?・・・キス」

言った瞬間ビックリした。
あたしは何を言ってるんだ。

「・・・うん。する」
あ〜ちゃんはそう言って目を瞑った。

そこからは初めてなのに、本能がそうされせるのか。
あたしはゆっくりとあ〜ちゃんの唇に自分の唇を重ねた。

「へへ。ありがと」
目を開けるとハニカミ笑いのあ〜ちゃん。

好き。

って、言っていいものなのか。

わからずに自分の中に閉じ込めた10月のあの日。





霜月。
「あれ?」
いつものようにあ〜ちゃんの病室に遊びにいくと、ベッドが綺麗に整頓された。

「のっちちゃん!」
「おばさん」
「そろそろ来る頃だと思ったの」
「あの・・・あ〜ちゃんは?」
「ここじゃ、アレだから場所移しましょう」
「はぁ・・・」

あ〜ちゃんのお母さんと一緒に中庭のベンチに座った。

「あの子、昨日の夜から特別治療室に移って・・・」
「え!?」
「先生からは、覚悟しといてくださいって・・・」
「・・・」
「ここまで生きられたのは奇跡だって・・・」
おばさんの目にはうっすらと涙。

「あ〜ちゃんに会えますか?」
「ごめんね。家族以外は面会遮断なの」
「そうですか・・・」
「それに、あの子会いたくないって」
「え・・・」

「違うのよ。そういう意味じゃなくて。結構キツイ薬使ってて、痩せこけちゃってるのよ」
「え」
「あの子、のっちちゃんにそんな姿見られたくないって言ってて。まるでのっちちゃんに恋してるみたいなのよ」

気付いたらあたしも涙を流していた。
やるせない気持ちになった。

「なんで・・・あ〜ちゃんなんですか」
「え?」
「なんであんな良い子が病気で死ななきゃいけないんですか!」
「のっちちゃん・・・」
「代わってあげたい。あたしが死ねばいいんだ!」
「そんなこと言ったら、今度は綾香が今ののっちちゃんみたく悲しむわ」
「・・・あたしは、どうしたらいいんですか」

自分が無力と感じた木枯らしが吹く11月。

あの時流した涙ほど痛いものはなかった。





師走。
あ〜ちゃんはまた普通の病棟に戻ってきた。
あたしは嬉しくなり速攻病院に向かった。

「のっち〜」
ベッドに座ってるあ〜ちゃんはたしかに痩せてるけど、元気にみえた。
「あ〜ちゃん!会いたかったよw」
「ふふ。あたしも〜」
「そーだ!今日はね、あ〜ちゃんに渡したいものがあるんだ!」
「んー?なに?」
あたしは来年のカレンダーを渡した。

「カレンダー?」
「そう!でも、普通のカレンダーじゃないんだよw」
そのカレンダーには二人で遊ぶ予定を一年間通して書き留めてるもの。

ふたりの誕生日パーティー。
イチゴ狩り。
花火大会。
クリスマス。

「なんこれ?」
「ん?来年のふたりの予定だよ。だから、あ〜ちゃん。負けないで!」
「ごめん、のっち。すごく嬉しいけどこれもらえない」
「どして?」
「わかってると思うけど、あたしこの予定に参加できそうにないからさ」
「そんなこと言わないでよ!」
ヤバイ、泣きそう。

「のっち・・・。あたし死んじゃうんだよ。今生きてるのも不思議なんじゃとw」
「だから、そんなこと言わないでよ・・・」
「あたしさ、のっちとここで会えてほんとによかったって思っとる」
「な、なに言ってるんだよ」
「もうここに来ないで」
「え。何言ってんの。嫌だよ」
「今までありがとう」

それってまるで別れの言葉みたいじゃん。

「あたし、のっちのこと大好きだった」

なんで過去形なんだよ。
まだ未来はあるでしょ・・・。

「あたしなんか忘れて、さっさと恋人でも作りんさいw」
「は?」
「のっちが幸せになってくれればあたしも嬉しいんよ」
クシャって笑うあ〜ちゃん。
あたしの大好きなあ〜ちゃん。

その日の夜、あ〜ちゃんは太陽から星になった。

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「・・・ゆかも一緒に来てよかったん?」
「ん?・・・んー。平気だよ。あ〜ちゃんが恋人つくれっていったんだからw」

7回目の墓参り。
あたしは初めて人を連れて来た。

あ〜ちゃんにちゃんと幸せだよって報告する為に、恋人のゆかちゃんと一緒に来た。

ちゃんと上で見ててね。

これからは、この子と一緒にカレンダーをめくるから。

— Fin —






最終更新:2010年11月06日 14:35