side-n
ねぇ
声を聞かせて?
想いを、伝えて…?
「それにしても、、マメだねぇ」
目の前には
かちゃかちゃと
ブログを更新してる、彼女。
「んー、ま、ゆかにできることなんて、これくらいだし」
その視線は、
無機質な画面から、離れない。
「ゆかちゃーん?」
「んー?」
ごめん、ね。
超くだらないこと聞くね?
「のっちのこと、好き?」
でもね
のっちにとっては
全然、くだらなくないこと。
「どしたん?急にw」
ようやく
その視線は
無機質な画面から、のっちへ。
「んー、、、別に、、、ただ、、うん」
ゆかちゃんのことになると
全てんことに、嫉妬してしまうなんて
口が裂けても、言えない。
だって、引いちゃう、でしょ?
「ゆかも、、、だよ?」
そ、言って
いつものように
甘い甘い響きを
のっちに降らせてくれた。
そんなこと、わかってんだ。
自分で言うのも、どうかって思うんだけど
彼女の想いを、愛を
疑ったことなんて
一度も、ない。
でも、、さ
でも、だよ?
言って、欲しいんだ
だから、声を聞かせて?
目には見えないものだけど。
想いを、伝えて?
不確かなものかもしんないけど。
でも、確かに
ここ、に
あるじゃない?
コトバは、軽くって
簡単に、嘘をつく
そんなこと、もうすでに
重々、承知なんだけど、、、
それでも
のっちは、
あなたの、声が聞きたい。
その
甘い、甘い声、で
響かせて、、?
side-k
「ゆかも、、、だよ?」
そう、呟くと
あなたは、また
情けないほどに、困った表情になった。
うん、わかってるよ?
わかってんだけど、、、、
ゆかは、のっちほど単純に、、
んーん、素直には、できてないんだ。
のっちの欲しいもの、
ゆかなりに、わかってるつもり。
でも
ねぇ?
コトバって、なんだかとても、、、軽く、ない?
だから、ヤなんだ。
ゆかの、のっちへの想いまで
軽いんだ、と言われてるよう、で、、、
ふてくされたようなのっちが
ごろん、と
ベッドに横たわる。
葛藤してます、てのが
その、後ろ姿から、イタイほど伝わってくる。
そっと、そばに寄る。
愛しくて仕方ない
その想いを、ぐっと胸にしまって
さらさらと
その、形のよい頭を、、髪を撫でる。
「のっちぃ…?」
「…んー?」
「次の休み、どしよっか?」
「うん?」
「めずらしく、一日まるまる休み、じゃん?」
「あぁ、、うん」
「どっか、行く?」
「んー・・ゆかちゃんと一緒なら、なんでもいぃ」
「なぁに言ってんの?w」
ほんと、のっちは乙女だと、思う。
そんなこと話してる、と
目の前の彼女まで、ニヤニヤし始めた。
「なん?」
「え?」
「ニヤニヤしとるじゃん」
「え、、」
あたふたする姿も、かわいい。
「いやぁ、、、ま、、、、」
「?」
「ゆかちゃんの、声」
「こ、、え?」
「やっぱ、すっげー好きだな、、て」
あぁ、もうっ!
ね、それって天然?
狙って、なにかできる子じゃない、よね?
「ゆかも、好き」
「へっ?」
きっと、予想外の展開だったんでしょ?
でも、ゆかは
自分の声、好きって言ったんじゃないん、よ?
「のっち?好きだよ。。。うん、大好き」
そう呟くと
耳まで真っ赤にして
とてつもなく、やさしい微笑を
ゆかに、くれた。
うん。
ゆかは、こんなゆかでさえ
好きだって言ってくれるのっちが
そんなのっちが
愛しくて仕方ない、、、
大好き、だ。
自分がコンプレックスに思ってる
声、でさえ
のっちが、好きだって言ってくれたら
好きになっていいんじゃないかって
そう、思っちゃう
そんな風に、思わせてくれる
のっちは
やっぱ、どうしようもなく
愛しいん、だ。
ゆかは、さ
天邪鬼だから、なかなかコトバにはできなくって
でも、どうしようもなく
のっちのことが、愛しく、て。
届くかな、、、、この想い。。。
ねぇ
声を聞いて?
想いを、伝えるから。
溢れんばかりの想い、を
のせる、から。。
だから、、、
「ありがと」
ね?
あたしの、声は
ちゃんと、あなたに届いて、る?
最終更新:2010年11月06日 15:12