「おーい、かっし〜」
…まただ、よ、、、
初めて、あなたと出会ってから
見計らったように、あなたは、ゆかの前に現れた。
「ひさしぶり〜」
右手をひらひらさせて、へらへらと笑ってる。
「昨日も会ったじゃん」
「そだっけ?」
「てか、あんたストーカー?」
ひでぇー!
そう言って、あなたは当たり前のように隣に並ぶ。
「これって、運命?とか思わん?」
「全っ然、思わない!」
気ぃ、強いねぇ
なんて、言いながら
ゆかがどんなスピードで飛んでいても
ちゃっかり、合わせてくるんだ。
「てかさぁ、、、」
「ん?」
「大丈夫?どっか、変じゃ、ない?」
「へ?」
実はちょっと、気になってんだよね。
“この前”のこと。
ゆか、本気で、パワー送ったもん。。。
ま、直接的じゃないけどさ、、、でも、あの木の上で、お昼寝してたんでしょ?
それでなくても、“黒”のチカラは、強烈だから。
そんなこと、、、わかってるもん、、ヤなほど。
「いや、なんか、どっか調子悪かったり?」
「え、なに?心配とかしてくれてんの!?」
はっ?
「んなわけないじゃん!」
だよねぇ、
なんて言いながら、とても楽しそうに笑ってる。
「ばっかじゃないの?へらへら笑っちゃって!」
あぁ、なんで、こんなふうにしか言えないんだろう、、、
「え、だって、かっしーとおるの、楽しいんだもん」
あぁ、もう
絶対にバカだよ。
やっぱ、あの時、大木に送ったエネルギーで
思考回路、おかしくなったんじゃないの?
冷ややかな眼差しを送ってるのに
そんなのは、おかまいなしで
ずっと、楽しそうに笑ってた。
ゆかの隣、で。
ほんと、、
当たり前のように、そばにいてくれたのは
あなたが初めてだったんだよね。
だから、すぐに気付けなかったんだ。
胸の奥、を
きゅんとさせる
この想いの正体、に。
最終更新:2010年11月06日 16:53