あぁ、やみそうにない、な。
見上げた空は真っ黒で、雨足は強まるばかり。
別に飛んで帰ったらいいんだけど、
今日はなんだか、そんな気にもなれなくて…
のっちぃ、、、
ぽつりと、ココロが呟いた。
ゆかが、あなたのためにできることはなんだろう?
あれからずっと考えてるけれど、答えは見つからないまま。
ただ、終わりが確実に近づいていることだけ
ヤなくらい、身に沁みて、深く深く、キリキリ痛むんだ。
のっちぃ、、、、
自分でもびっくりだよ。
こんなにも、誰かのことを大切に想うなんて。
愛しいだなんて感情
あなたに出会わなきゃ、きっと、わからないままだった。
のっちぃ、、、
…かっしー
…えっ、、、
気のせいだと思った。
けど、
ふと、振り返ると、あなたが、いた。
「のっ、、ち?」
「かさ、持ってないの?」
「なん、、で?」
「ん?」
なんで、ここにいるの?
「かっしーが、呼んでたから」
「えっ」
「コエが、聴こえた、から?」
そっと、ゆかに傘をさしだした。
「ばっかじゃ、ないの・・」
「えぇ、ひどいなぁ、相変わらず」
ほんとに、かわいくないよね。
なのに、あなたはやわらかな笑顔で
「でもま、ばかになってるよね」
「?」
「かっしーのこと好きすぎて、ばかになってる」
そう言って、なんとも言えない顔してた。
「…よく、ここがわかったね」
「ん?そりゃ、わかるよ?」
のっちは、かっしーがどこにいても
耳を澄ませば、わかるんだ、、、て。
嘘みたいな、、、けど
きっと、ほんとの話。
「…そばにいて、いいのかな?」
「もちろん。・・・てか、いて、よ」
「ずっと?」
「ずっと」
「ほんとに、ずっと一緒にいれる、の?」
「いれるよ」
かっしーも、のっちのこと、ちゃんと大切に想ってくれてたら。
「なにそれ」
「んー、、お伽噺だよ」
そんなこと話しながら
雨がやむのを2人でずっと、待っていた。
どちらからともなく繋がれた、手と手。
このままでいられるなら
ずっと、このまま
雨なんかやまなくていいのに、、、
そんなふうに、願ったんだ。
最終更新:2010年11月06日 17:26