『…んっ、あっ、ん、ぁ、あっぁあっ!!』
…
いつも同じところで目が覚める
彼女と肌を重ねた日から、毎日見る夢、、
彼女をめちゃくちゃにする、夢、、
だけど、こんな自分、彼女にバレたくない
私がこんなイヤらしいなんて知られたら、きっと彼女に嫌われる
だから平静を装っているのに…
今日の彼女は、いつもより近い気がする
それに、よく触れる
しかも、急に部屋に来たいなんていうし…
夢の中なら、玄関に入った瞬間に彼女を乱していく
今は、優しく手を繋いで部屋まで連れて行く
いつも何か見つけて、先に手を離すのは彼女なのに、今日は離す様子はない
その代わりに、隣に座ってそのまま質問してくる
「なんか、今日はあんま、こっち向いてくれんね?」
「そう?」
「それに、なんか迷惑そう…」
覗き込んでいた視線が、ふっと俯いた
「迷惑なわけ、ないじゃろ?」
「じゃあ、何でそんな顔しとるん?」
下心を隠してるだけ
「ちょっと、変な夢見たけぇ…」
「変な夢?」
「そ、変な夢…」
何度も何度も、あなたを鳴かせる夢…
「そうなんじゃ、、。あたしも、夢、見たよ?」
「ん?」
私が聞き返すと、耳元にそっと唇を寄せて
「…と、エッチしてる夢」
そう囁くと、すぐに離れて
「えへw言っちゃったぁw」
恥しそうに頬を赤くする彼女を
その場で、押し倒した
「私は、、」
彼女が見た夢が、どれほどのものか知らないけど
きっと私は、そんなものじゃない
欲情に溢れている
「めちゃくちゃに、、したい」
「してよ、、」
「え、、」
「だって、これは…」
夢でしょ?
—fin—
最終更新:2010年11月06日 17:59