Side A
あの後、予想通り、お父さんから色々と聞かれて…
あの夜の出来事を説明した

そして、古代『エレクトロワールド』にトリップして、知った事実

「女王様は、この世界を本当に、愛しとったんよ。愛して、信じとったからこそ、エネルギーの解放をしたんよ」

お父さんは、いつになく真剣な表情であたしの話を聞いていた

「つまり、今という未来に、『エレクトロワールド』を託したっちゅうことか」
「うん」
「だったら、わしらはその想いに応えんといけんな?」
「うんw」

「なぁ、あやちゃん」
「なん?」
「太陽のエネルギーって、どんなもんか知っとるか?」
「ええ?急にそんなん言われてもぉ、、分からん」
「ははwま、そうじゃな?例えば、太陽の中心核から、針のあたまくらいの大きさを持ってきたとするじゃろ?そのちっっさいカケラでも、半径140キロ以内に近づくのは危険なんじゃと」
「はい?」
だから、いきなり言われても分かんないから…

「ああwもっと簡単に言うたら、ソレをこの国の真ん中に置いたら、この国のほとんどが危険ちゅうことじゃw」
「マジでぇ?」
「そ、マジでw」
太陽すごすぎでしょ…。てか、何でお父さん知ってるの?

「じゃけぇ、その太陽の力かりたら、もっと色んなこと出来ると思わんか?」
「ん〜、、例えば?」
「そりゃまだ分からんw」
「ちょw」
「分からんけど、、」
相変わらず適当かと思ったけど、、

「たぶんもっと、皆が幸せになれるはずじゃけぇw」

それは、『リニア』に関わったたくさんの人が、願った世界

「たまには良いこと言うじゃんw」
「たまにって、あやちゃんヒドイなぁw」
「ふへへw」


ねぇ、アヤカさん
今ココに、あなたが居たら
その瞳に、この世界は、どう映りますか?






その頃、世界のどこかで…

手を繋いで歩く、二人の姿

「ねぇねぇ、のっちぃ」
「ん?」
「これからどこ行くぅ?」
「ん〜、そうじゃねぇ…色々ありすぎて、どうしよw」
「じゃあ、とりあえず、、、キスしとく?w」
「え、良いの?」
「1000年越しの想いよ?」
「あぁwずいぶん待ったねw」
「今はもう、待てないわw」
「うん、のっちも…」


誰かを想うココロが、人を動かすエネルギーなら
それはもう…

世界を動かす

『リニアモーターガール』


<リニアモーターガール>fin






最終更新:2010年11月07日 02:50