「じゃあ、お邪魔しまーす!」
華奢なゆかちゃんの膝の上に座って、後ろを振り返る。ふふん、どうだ。意表を突かれただろう。
勇んで振り返ると、そこには目を輝かせて満面の笑みを浮かべたゆかちゃんの姿があった。
しまった!と思ったときにはもう遅くて、すでにゆかちゃんに抱きしめられていた。
「あ〜ちゃん、見て見て!超可愛いぃ!!」
「のっち、可愛いねぇ!よしよししたーい」
…そう、姉2人は超が付くほどシスコン。あたしの口からは絶対言いたくないけど…のっち命なんです。
ハグは当たり前だし、テンションが上がるとチューもしてくる。
まぁ、あたしは美人で可愛いお姉ちゃんにそういうコトされて嬉しいんだけどね。
とりあえず今はご飯が食べたい。
なんとかゆかちゃんの腕から脱出したあたしは、素早く自分の椅子に座った。
「また逃げるぅ…いいじゃん、ちょっとくらい」
「ダメ!あ〜ちゃんが作ってくれたご飯が冷めちゃう!」
「のっち…お姉ちゃん嬉しい!!」
あ〜ちゃんにギュッてされるところだったけどなんとか避けて、やっと夕食にありつく。
このご飯がまた美味いんだ。幸せだねぇ。
最終更新:2008年10月13日 11:09