アットウィキロゴ
◇K-side◇

結局夕方くらいまでまったり和んで、家に帰った。土砂降りの中、のっちが送ってくれた。
相合傘がなんか照れ臭い。のっち不器用だから上手くさせてない。ゆかが濡れない様に頑張ってたら、のっちがビショビショだ。意味無いじゃん、ってね。
「ズボンとTシャツ、洗って返すからね」
「洗わんで良いよ」
「絶対洗う」
残念そうな顔するのっち。どこまで変態なんよ。
「バイバイ、のっち」
「うん」
本当は別れたくない。ずっと一緒に居たいよ。だけど明日は日曜なのに生徒会の集まりがあるそうな。新入生歓迎会の事を色々決めるらしい。
のっちはゆかが家に入るまでずっと手を振ってくれていた。本当に、可愛い。
風邪引かないでね、のっち。

◇N-side◇

「明日、雨っぽいね」
『じゃねー』
「うち来る?それか…あ〜ちゃんの家か…どっちにする?」
『のっちの家が良い、うちだと家族みんな居るし』
家に帰ったのっちは、明日の事を決める為にあ〜ちゃんと電話中。
「じゃあ明日の十時にのっちの家で決まりだね、あ〜ちゃんが見たいって言ってたDVD借りて来たからゆっくり見よ」


そう言うと、電話の向こうから、うん、と返事が聞こえた。
『ご飯はあ〜ちゃんが作ってあげるね』
「え、ほんまに?超楽しみ」
あー早く明日が来ないかなぁ。久しぶりにあ〜ちゃんと二人きりの時間を過ごせるんだ。楽しみ過ぎる。
「じゃ、明日ね」
『あ、待ってのっち』
電話を切ろうとしたら、あ〜ちゃんがそれを遮った。
『…昨日でね、あ〜ちゃん達、付き合って一週間経ったんだよ?』
「あーうん、そうだね」
ちゃんと覚えてるよ、記念日だもん。
『えっと…うん、それだけ』
「?あ、そう?」
なんだなんだ。いつもの会話ぶった切りですか?芸人だったらコケてるよ。
『じゃあ明日ね、バイバイのっち』
「うん、バイバイ」
電話が切れた。
記念日…二人の大事な日。だけどのっちにとってソレは三人の記念日なんだ。二人と恋人になった、記念日なんだ。

◇A-side◇

本当はさっき、のっちに言いたい事があった。
『ちょっと遅いけど、お祝いしようよ』
言わなかったのは、のっちそーゆーの面倒臭いかな、と思ったから。一ヶ月単位で十分だろと。
まぁ良いや。明日、のっちに会えるのが楽しみで仕方無いんだから。


◇06:End◇






最終更新:2008年10月13日 11:13