体が、熱い…。
さっきからずっと、あの時からずっと、ゆかの体はオカシイの。
自分の部屋に着いてすぐ、ベッドへ倒れこんだ。
うずくまっても、もがいても、体の中にこもった熱はどんどんあがっていく。
熱い、熱い、アツイ…。
息が熱くて、喉が渇いて。
気づいたら、愛しい名前を呟いてた。
「あ〜ちゃん…」
ゆかは、あ〜ちゃんの事が、好き。
帰りの車の中で、偶然触れたあ〜ちゃんの体の感触が、ずっと離れなくて。
それだけでこんなに熱くなっちゃうくらい、好き。
ふわふわで甘ったるい香りも、柔らかすぎる体も…。
あ〜ちゃんの全部が、好きで好きで仕方ないの。
もう…我慢できないの。
ゆかの手は、快感を求めて勝手に動きだす。
「あ…ッ」
直接触れたそこはもう濡れていて、自分でびっくりする。
(あ〜ちゃんの、せいだよ…っ)
溢れたヌルヌルを指に絡めて、そっと上下に動かした。
「ん…ぅ」
じわじわとした快感がゆかを襲って。
(気持ちいい…。)
でも本当は、あ〜ちゃんに、触れてほしい。
あ〜ちゃんに、触れたい。
あ〜ちゃんに、愛されたい。
でも、ゆかは、”今”を壊せない。
ゆかの気持ちを知ったら、あ〜ちゃんはどう思うんだろう。
受け止めてくれなかったら?
そしたら、”今”のゆかはどうなっちゃうの?
それが怖くてしょうがないの。
簡単には、好きだなんて言えないの。
ねぇあ〜ちゃん、ゆかの事、好き…?
「…っ!あ〜、ちゃん……」
もっと刺激が欲しくなって、指を進める。
中指の腹で一番敏感な突起を擦ると、体が大袈裟な程に跳ねた。
「っ!!!!」
(声…出ちゃうっ)
夜中で寝てるとはいえ、他の部屋には家族がいる。
大きな声は出せない。
でも、そんなスリルが余計に興奮させていた。
バレちゃいけない、声を出しちゃいけない。
そんな思考とは裏腹に、指の動きは激しさを増していく。
「…ん、ぁ…ぅ!!」
クチュクチュいう音が、いやらしくて。
気持ちよくて。
指が、止まらない。
「あ…、ぁ……っ」
(もう、ゆか…ダメ……ッ。)
「…ん—————っ!!」
そう思った瞬間、背筋をゾクゾクが駆け上がって、頭の中で何かが弾けた。
イッた後のボーッとした頭で、あ〜ちゃんの事を考えてた。
他の事は、何も考えられない。
ゆかがこんな事してるって知ったら、どう思う?
でも、あ〜ちゃんの事が好きなの。
「あ〜ちゃん、好き…」
今は伝えられないけど、いつか…。
END
最終更新:2008年10月13日 11:47