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「…あれ?」
お風呂からあがると、ソファに座ってTVを見ていたあ〜ちゃんが見当たらない。
キョロキョロと部屋中を見回してみるけど、見つからない。

よく見ると窓が開いている。
ベランダだな。

ふと驚かせようなんて思いついて、忍び足で近づいた。

そこに確かにあ〜ちゃんは居た。


でも。
月光に照らされたあ〜ちゃんの横顔があまりにも綺麗で。

普段のあ〜ちゃんからは想像できないくらいの大人な横顔にすっかり見惚れてしまった。

だから、驚かせようなんて考えはどこかに吹き飛んでしまって。

「あ、のっち」
「あがっ、あがったよー」
「噛んどるし。」
「うぅ…」

そうツッコんで、くしゃっと笑った。
笑顔はいつものあ〜ちゃん。

思わぬギャップにクラッときてしまった。


「ベランダなんて出てどしたの?」
「月見とった。今日は綺麗な満月じゃよ。」
「本当だぁー綺麗」

まんまるのお月様。
久々に見たかも。
んー綺麗。

ふと、さっきのあ〜ちゃんの横顔を思い出した。


…ヤバい。

なんか…
ムラムラしてきた…

月を見てるあ〜ちゃんを後ろから抱き締める。

「どしたの、のっち」
「ん…」
「あ、分かった。」
そう言って、腕の中で振り返る。
上目遣いでのっちの鼻に人差し指を置いて、

「狼さんに変身しちゃったんじゃろ?」

「…うん…///」

我慢できなくなって、不意打ちであ〜ちゃんのパジャマに手を差し入れる。

「え!?ちょ…のっち?!」
「あ〜ちゃん…好き」
あ〜ちゃんの首筋にキスをする。

「…っん。分かったから、部屋戻ろ?」
「ヤダ。だって野外のほうが興奮す…」
「のっちのアホッ!変態!」
バチコーン!

あ〜ちゃんはのっちに鉄拳を食らわし、腕の中から逃げ出した。

挙げ句の果てに、

ガラガラ…
ピシャッ!

窓を閉められた。
しかも鍵まで。

完全にベランダに閉じ込められる形に。

「ごめん!冗談だってー」
「もう知らん!」
「外にいたら、湯冷めしちゃうよぉ〜」
「夏だから問題ないじゃろ。…さてと、あ〜ちゃんお風呂入ってこよーっと♪」
「あ〜ちゃぁ〜ん(涙」

結局、あ〜ちゃんがお風呂から出てくるまで放置されるのっちでしたとさ。

END.






最終更新:2008年10月13日 12:04