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◇N-side◇
「わぁー、凄い変わってる」
「綺麗になったじゃろ?」
「うん、前も綺麗だったけど」
ベッドの位置とか変わってる。前は無かったテレビも増えた。でも女の子な可愛い雰囲気は変わらない。
「あ、これ」
初デートの時にのっちがゲーセンで取ったヌイグルミだ。ベッドの上に座ってた。
「のっちジュニアねーすっごく抱き心地良いんよ」
確かのっちジュニアって命名したんだっけ、あ〜ちゃんが勝手に。
「いっつも抱っこして寝とるよ」
うひゃー可愛い!想像しちゃったじゃないか、あ〜ちゃんがソイツ抱っこしてスヤスヤ眠ってる所。羨ましいなーのちジュニよ。お前になりたいよ。
すると…プルルルル…と機械音が。
「電話じゃ!」
あ〜ちゃんはのっちにジュニアを押し付け、パタパタと一階へ向かった。
一人残されたのっちは、ジュニアを抱き締めながら部屋を見渡した。本棚の位置も変わってる。あ〜ちゃんの好きな少女漫画がズラリと並ぶ。そこに、大変な物を発見してしまった。
「な…ななななな」
エロDVDじゃないか…!ちょちょちょちょ、待ってどーゆー事!?なんであ〜ちゃんがAVなんか持ってんの…!?


のっちパニック。大パニーック!緊急事態だよ!議長!こーゆー時どーすれば良いんですか議長!

……
『のんのんさんの恋人は…かなりエロいですね』
『かなりタマってるんじゃないですか?』
『欲求不満なんだよ間違ない』
『…行くっきゃねー!』
いや行くとか行かないとかじゃなくてさ!もうそっちの問題はどーでも良いよ、もっと大変だよ。
あ〜ちゃん…コレを見てるって事?いつからそんなエッチな子になっちゃったの!しかもまだ18歳じゃないでしょーに。
カンカンカン!
落ち着けのっち、落ち着くんだ…。別に良いじゃないか、あ〜ちゃんがエッチな子でも。嫌いになったりしないよ、むしろ…うん…。
エッチなあ〜ちゃん、全然有りだと思うよ。

……
ガチャ、
「お母さんからだった、夕方までに帰れないかもーって」
あ〜ちゃんが戻ってきて、咄嗟に本棚に押し込んだ。
「そそそそそうなんだっ」
「?何隠したの?」
ひぃっ、バレた!ヤバいヤバいヤバいヤバい。どーしよどーしよどーしよどーしよ!
「隠してなんかっ」
「隠したじゃろ、見えたもん」
「隠してないよっ、どわっ!」
バサバサッ、手が滑って、漫画が数冊落ちた。


その中に…例の物も含まれていた。床に落ちた数冊の漫画と…AV。時が止まった。
ドサッ…。のっちの手から、ジュニアが滑り落ちた。
「のっち…」
「み、見てない!のっちは何もっ」
「……」
「別にあ〜ちゃんがそのっ、そーゆーの好きでも全然問題無いってゆーか!むしろ興奮するってゆーか、何言ってんだろのっち!」
もう混乱して何が何だか。自分で何を言ってるのかすら分からない。
「……」
あ〜ちゃんは黙って漫画を拾う。どうしよう…マズいよ、この空気…。
「のっちもそーゆーの興味無い訳じゃないし!むしろ興味深々…」
「コレ、あ〜ちゃんのじゃないよ」
「のっちだって、この前携帯弄ってたら間違えてエッチなサイトにアクセスしちゃってちょっとだけ…」
「のっちってば!」
ハッと我に返ると、真っ赤になって本棚に本を押し込むあ〜ちゃんが睨んでる。
「これ、たかしげの」
「へ…?」
「こっそり隠し持っとったけぇ、没収したの」
なんだ…たかしげのか…。ホッとした様な、ガッカリした様な。つーかたかしげ、女教師て。
「てっきり、あ〜ちゃんのかと…」
「あ〜ちゃんが見る訳無いじゃろ!」
そう怒鳴るあ〜ちゃんに、のっちは軽く興奮した。


◇26.5:End◇






最終更新:2008年10月13日 18:24