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◇A-side◇
閉会式が始まった。のっちと並んで座るが、さっきからのっちは落ち着きが無い。
「のっち、」
「わひゃいっ」
なんて間抜けな声を出してるの。
「決勝、どうだった?」
「か勝ったよ!優勝したよっ」
「シュート決めた?」
「うん、バンバン決めた!天才ですから」
なんか有名なバスケ漫画で聞いた事ある気がするけど…まぁ気のせいか。
更衣室のあれから、のっちの様子がおかしい。ゆかちゃんの様子もおかしい。まるでいけない事でもしていたかの様だ。
「あ〜ちゃんソフト、どうだった?」
「勝ったよー優勝だよー」
「マジで!凄いね、のっちも見に行きたかったなー」
じゃあ見に来れば良かったのに、試合終わってからでも。更衣室でゆかちゃんと何してたのか知らないけどさ。
「ねぇ、ゆかちゃんと何してたの?」
「な、何って…べ別に何も…」
「おーおー怪しい、あ〜ちゃんに言えん様な事でもしてたんですか」
「しっしてないよ!…あ」
バカのっち、急に大きな声を出すな。皆注目しとるじゃろ。あー恥ずかしい。のっち顔赤い。
「…バカ」
「うぅ…ごめんなさい…」
ホント、何をしてたんよ。


◇N-side◇
ゆかちゃんとシてる最中に足音に気付いてハッとして、慌ててゆかちゃんに服を着せて…。
誰かと思ったら、なんとそれはあ〜ちゃんで、マジ死ぬかと思った。
もし気付かずに続行してて見られてたら?考えただけでおぞましい…良かった気付いて…。
体育館のステージの上では、うちのクラスの委員長が総合優勝のトロフィーを受け取っていた。バスケ以外の競技もなかなかの成績だったらしい。
「あー疲れたねぇ球技大会」
「のっち年寄りみたい」
「もーオッサンですよのっちは」
「性別変わっとるし」
クスクス笑うあ〜ちゃんに、釣られて笑った。多分オッサンで正解だよ。皆もそう思ってるはずだ。


◇K-side◇


その夜、当たり前の様に、ゆかはのっちの家に泊まりに来た。
正直、あの時途中で止めちゃったから、凄く体が熱いってゆーかなんてゆーか。多分イけなくて疼いちゃってるんだと思う。
「いやー危なかったね、あ〜ちゃんに見られちゃう所だったね」
ゲームしながらのっちが言う。少し声が裏返って、無理して言ってるのが分かる。
「そーだね」
なんだろう…この気持ち。
別にゆかは…見られても良いと思ってる。


◇44:End◇






最終更新:2008年10月17日 16:48