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長い月日の積み重ねってのはすごいもので
仕事場に向かうにつれ、
のっちもゆかちゃんも
仕事モードに切り替わっていた。

つもりだった。

でも、あ〜ちゃんには、、、
さすがというか、なんというか・・・

全ての仕事が終わって、帰り支度をしながら
さっきまでのことを
ぼやっと思い出していた。

ゆかちゃんは、少し前に
足早に帰っていった。


さて、のっちも帰るとするか。

荷物をまとめて、控え室を出ようとしたとき
あ〜ちゃんに呼び止められた。

「のっち!」
「ん?」
「今日これから、のっちとこ行ってもいい?」
「・・・これから?」
「うん、これから」
「別に、、いいけど・・・」
「よし、じゃぁ決まり!帰ろっ!」

なんだかよくわからないまま
あ〜ちゃんに引きづられるよう
家路に着いた。

帰る途中に見上げた夜空には
でっかくてまん丸な満月が浮かんでた。
キレイだと思うと同時に、不気味だとも思った。
なんだか、そこだけ非現実に切り取られてるような・・

それにしても、今夜も蒸し暑い。

背中をつたう汗が
妙にリアルに感じられた。


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なんだか、勢いにまかせて
のっちのとこに、おしかけることになってしまった。

いや、ちゃんとしようと
決意したはずじゃ!
うだうだ悩むのは、自分らしくない。

てか、たぶん
このままじゃ、どこにも辿り着けない気がする。
三人とも。
とりあえずアクションをおこさなきゃ
どこにも行けない。
よい方向に進んでいく確証なんて
どこにもないけれど・・


久しぶりに訪ねたのっちの部屋は
相変わらず散らかってた。
「いきなりだったから、ひどい有様だけど、そこは目をつぶって!
 てか、暑いよね。クーラーいれるから、冷えるまで我慢して。
 あ、そのソファーに座ってくれたらいいよ」
慌しく、クーラーのスイッチを入れ、
ばたばたと片付け始めるのっち。
「別に、気にせんでえぇよ。てか、これくらい想定内じゃ」
「やっぱり?」
なんて、笑いながら適当に片付け終わったのっちは
PC前の椅子に腰をかけ、
あたしと向かい合うように座る。

クーラーが効き始めてきたのか
暑さでうだっていた頭の中も
少しずつ、はっきりとしていくような
そんな気がした。


よし。

あたしは、のっちに
抱えているもやもやを
切り出した。







最終更新:2008年10月27日 15:55