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<side k>

久々のオフ。
ほんとは、どっかに出かけたいなぁって思ってたんだけど
のっちが「うちにおいでよ」て誘ってくれたから
のっちとこに、遊びにいくことにした。
ゲームの続きもあるし、ちょうどいいかもしれない。

ピンポーン
「のっち〜、ゆかじゃけど」
「は〜い、入って入って〜」
中からのっちの声。ドアをひねると開いた。
なんて無用心な・・誰かが入ってきたらどうするんじゃ・・・
「おじゃましまーす」
あ、いいにおいがする。
「のっち?もしかしてご飯作ってくれてんの?」
「うん、ちょうどお昼だし。ごめん、もう少しでできるけん。
 そっちで待っといて」
「手伝わんでえぇの?」
「うん、大丈夫大丈夫。あ、これでテーブルだけ拭いといて」
と、ふきんを手渡される。
「了解〜」
あたしは、リビングに行って荷物をおろし、テーブルを拭いた。
そうしてるうちに、
「お待たせ〜」と言って、のっちが料理を運んできた。
「あ、パスタじゃん!おいしそう!!
 て、またゆかが食べられん野菜入れとるじゃん」
「いいじゃん、いつもみたいに食べれんのはのっちとこに後からよければ。
 第一、ゆかちゃんの食べれる食材だけで作ってたら、
 おいしくなるものも、おいしくならんよ」
「はーい、わかりましたー」
ちょっとふてくされたように返事をすると、のっちは笑った。
「じゃ、食べよっか」
「うん、いただきます」

「あ、おいしい〜!」
「じゃろ?のっちが作るもんに間違いはないからねぇ」
「あれ?この間の、鮭は一体なんだったんですかねぇ?」
「ん?なんのことかわからないなぁ」
二人して大笑いする。楽しいなぁ。

のっちはこうやって、よくご飯を作ってくれる。
料理は好きみたいで、けっこう上手だ。
付き合い始めて知った一面。
きっと、ゆかしか知らない表情だ。


<side n>

ゆかちゃんは、なんやかんや言うても
いつも美味しそうに食べてくれる。
その顔が見たくて、のっちはいつもがんばってしまうんだ。

「これ、ゆか食べられん」
「はいはい。のっちのお皿にどうぞ」
野菜嫌いは相変わらずだけど。
「でも、最近は昔に比べれば、食べれるようになってきたよね、野菜」
「そじゃろ〜?だってゆか、がんばっとるもん」
「がんばってんだw」
「いつまでも、このままじゃねぇ。
それに、できるだけのっちの作ってくれるご飯を残したくないしさ」
「えっ!」
なんて、可愛いこと言ってくれるんだ!
のっち、今、絶対にやけとるよ。
「ありがとう」
「お礼を言うのは、ゆかの方じゃ。いつもありがとう」
いやぁ、なんか照れるわ。話題変えよっ。
「あ、そうだ。食べ終わったらゲームしよ、この間の続き!」
「うん、いいよ。てか、どうせそのために誘ったんじゃろ?」
「バレた?w」
「まったく」
「いやぁ、そういうわけでもないけどさ。
 前に勝手に進めたらゆかちゃん怒ったじゃん。
 だからまぁ、一緒にやろうと思ってさ」
「怒っとりゃせんけどw
 よし、片付けてからやろうっか」

ようやくだよ。
ほんとは、めっちゃ先が気になって
一人でやっちゃおうって何回も思ったんだけど。
やっぱ、ゆかちゃんとしたかったんだ。

できる限り、共有できる時間を大切にしたいから。





最終更新:2008年10月27日 15:58